もん9歳ポコ7歳 阿波~室戸桂浜取材の旅(後編) で のぼる階段
2025年8月、もんちゃん9歳、ポコちゃんが7歳の年の夏休みは表彰式の予定などがありませんでした。ここ数年続けている夏の長期旅行に行かないのも寂しいので、来たる 灯台絵画コンクール(燈光会)・坂本龍馬コンクール(北海道坂本龍馬記念館)の題材探しとディティール追及のため、現地に行って実物を確認して空気と雰囲気を感じてくることにしました。
また、日本開闢の伝承を確認するため、始まりの地を巡って古代史を辿ってみるというフィールドワークをしてきます。
こちらは目的地桂浜到着の後、後半のお話です。前半のお話はこちらからどうそ。
帰りの行程
4日目:桂浜・四国水族館→徳島泊
6日目:竹富神社・竹島水族館→豊橋泊
5日目:善入寺島・あすたむらんど→四日市泊
7日目:のんほいパーク→帰宅
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室戸岬の室戸灯台と、龍馬も見たであろう月夜の桂浜を目的地に、おのころ島~淡路~阿波と日本神話を巡る旅をしてきました。6泊7日、車の旅の往路の記録。上記旅行記プログラムの内容を詳しく書き綴っていきますので、どうぞお付き合いください。
4日目 865km ~ 878km 桂浜 ~ 1001km 四国水族館 ~ 1050km 伊射奈美神社 ~ 1103km 徳島泊
高知市街地から一般道で桂浜へ向かいます、浦戸大橋経由で桂浜へ。桂浜水族館と龍馬記念館を見たら、近くの西村ドライブインでランチを食べます。高知南ICからE55高知東部自動車道に乗り、高知ICでE32高知自動車道に乗り換え北上します。川之江JctでE11高松自動車道に乗り換え北上し、瀬戸大橋のふもとの坂出ICで降り、四国水族館へ。その後、国道438号で徳島県美馬市方面に抜け、伊射奈美神社へ。国道192号を東に向かい徳島市で宿泊という流れです。
桂浜・桂浜水族館 高知県 高知市
桂浜に来ました。坂本龍馬の所縁の地を実際に見る、今回の旅行の目的地です。
早めについたので、龍馬像を見たり海津見神社に行ったりしたよ。すごい素敵な景色!
桂浜水族館は金魚に始まり亀にアシカにペンギンまでいろんな生き物に餌をあげられるのがスゴイ!
ドクターフィッシュに真珠取り出し体験。積極的に楽しむのが正解の水族館だね!
朝早めに宿を出て、市街地を抜けます。路面電車が走る街というのはちょっと特別感を感じますね、電車と一緒に走っているとポコちゃんも喜んでいます。昨晩は市街地を南下して西から回り込むルートで行きましたが、左折で入れるように今回は橋経由の東回りで行きます。8時頃に駐車場に着きました。早い時間に入った場合は無料になるようです、ありがたい。
まずは桂浜公園の坂本龍馬像を見に行きます。海のテラスを抜けた所にありました。階段を上っていくと、シルエットが見えてきます。結構大きいというか、高い!ポコちゃん6人分はありそうな土台の上から、いまだ龍馬は海の向こうを見続けている。龍馬にバカにされない現代の日本でありたい、そうしていかなくちゃ。彼の見る未来に、みんな生きてるんだからね。
近くの看板に銅像建設由来記があり、これによると土台は8m、銅像は5.3mの高さで、総工費2万5千円だとか。昭和3年なので、2000万円くらいの額を集めたらしいです、流石ですね。ちなみに龍馬暗殺が1867年12月10日(※旧暦の慶応3年11月15日)、明治元年が1868年9月8日。昭和3年は1928年なので、龍馬暗殺の頃子供だった人は昭和3年で70歳くらいなので、子供の頃のヒーローに寄付をするって考えたらアリな話です。って言うか、意外と近い昔なんですね。龍馬のしたかった日本の洗濯は、終わった話ではないのかもしれません。
竜王崎の海神神社をお参りしたりビーチで石探しをしながら時を待ちます。9時になると桂浜水族館がオープンしたので早速入場しました。いろいろ尖ったことをすることで有名なこの水族館、早速ウミガメに餌やりという変化球にもんポコはドストライクです。いまだかつてこんなに大きい水棲動物に餌をあげたことはないかも。餌で大量のカメを操れるのが嬉しいみたいです、カメ使いもんポコ。
捨てる県あれば拾う県あり、というテーマでウツボが展示されていました。ウツボのお刺身は大好きです、それをすてるなんてとんでもない!
また、この水族館は解説資料にも力が入っています。メニュー冊子のような解説書がそれぞれの水槽に設置され、ただ見て終わるのではなくそれに関する情報も得られるのが素晴らしい。魚好きなもんポコは、『これ美味しいヤツ』という情報も知っているのでさらに楽しめます。
この水族館、水槽の数こそあまり多くないですが、工夫でカバーしています。アシカやペンギンにオットセイまで餌やりができるのはすごいですね、管理は大丈夫なのかちょっと心配になります。売店近くにはドクターフィッシュもいました。100円を入れて手をいれて、突っつかれて楽しんでいました。高いところにあるので手だけです。また、真珠取り出し体験もしました。コブ付きのような変な真珠がお好みのもんポコ。宝石に他人の価値をガン無視で自分の価値観で査定できる、大人以上に価値を分かっているね、すごいぞ!
取り出した真珠の加工が終わり、受取ったら車に戻る前に海のテラスでお土産を買いこみます。いろいろのお店があり、お土産も豊富です。とは言え夏なので、チョコ系は断念せざるを得ませんし、ラベル違いでどこかのSAで売ってそうなものばかりなお土産業界ですが、やはり『誰から貰ったどこへ行ったお土産』であることが重要ですよね。
高知坂本龍馬記念館 高知県 高知市
高知坂本龍馬記念館に来ました。日本を今一度せんたくいたし申し候、今こそホント強く同感!
最初に短い映像を見てから回るんだけど、その映像だけでも胸が熱くなるよ…
教科書とかで見たことのある黒船やペリーたちの絵に龍馬のあの写真があったり、すごいよ。
思った以上に見どころたっぷり。また四国に来たなら、ここを今一度選択いたし申候!
桂浜の駐車場から歩いて行けなくもないですが、高低差が激しいので車で行きます。車ならすぐです、高知県立坂本龍馬記念館に着きました。かなり大きく綺麗で立派な建物です、2018年にリニューアルしたらしいですね。開館は1991年です。
入るとまず、シアターコーナーで短い動画を見ることになります。コンパクトにまとめられていて分かりやすいですね。ループしているので一通り見たら自主的に席を立つ、免許更新方式ですね、優良。次に二回に上がり、企画展示室に入ります。ここは写真撮影禁止なので自分の目でしっかりと見ておかないと。この辺りの見るだけのものはもんポコにはつまらないようです、仕方ない。
次にジョン万次郎展示室と常設展示室があります。常設展示室には見覚えのあるものがいろいろ展示されており、『もっとも有名な龍馬の写真』と表題がつけられたあの写真がありました。また、教科書で見たことのある彼理(ペルリ)の絵や黒船艦隊の絵も見ることができます。その他にも興味深い資料が沢山展示してあります。ただ、ここを楽しむためにはそこそこの事前知識と、「早く次へ行こうよ」と言う子供ではなく一緒に楽しんでくれる連れが必要かもしれません・
ここまでが新館で、渡り廊下を渡って本館に移動します。こちらは龍馬の足跡を辿るような展示になっているので分かりやすいです。奥には龍馬の文字で名刺を作れるシールがあったり、ちょっとしたパズルがあったりするのでようやく子供でも楽しめます。また、子供向けに隠れ龍馬を探すイベントもあるので、なんとか興味を留めることができました。もちろん、知っていることに絡めて面白く解説してあげることも重要です。クイズ形式にしたり、自分ならどうする?みたいに聞いたりも。
一通り見て、隠れ龍馬を提出したら龍馬のイラストが描かれた紙製のクリアファイル?を貰えました。透明じゃないこの紙ファイル、なんて呼んだらいいのでしょう?また、売店があったので本物のクリアファイルとTシャツを買いました。パンフレットや資料など、結構紙が増えるのでクリアファイルは旅に重宝しますね。お昼頃にここを出ました。
四国水族館 香川県 綾歌郡宇多津町
ランチを食べた桂浜近くの西村ドライブイン、行列もボリュームも美味しさもスゴかったね!
四国水族館に着いたよ、2020年に出来た新しくてきれいな水族館です。瀬戸大橋も見れるよ。
個別の展示もゆとりがあって丁寧だし、シュモクザメを下から見れたり、見やすいのが嬉しい。
派手さはないけど、巧みな見せ方が楽しい真面目な水族館。すっごく気に入ったよ!
桂浜を出て浦戸大橋を北上から東にちょっと進んだ所に西村ドライブインがあります。12:30頃着きましたが、流石にかなり混んでます。でも30分後くらいには注文は届きました、海鮮丼、ミックスフライ定食、中日ラーメンとミニ海鮮丼のセットがズラリ。デカいんですよ、すごい迫力。お刺身定食辺りを頼むととんでもないことになります、離れたテーブル席のそれは遠目で見てもデカい!そして安定の旨さ、大満足。お腹いっぱいになったところで、出発です。目指すは四国水族館!今度は目で味わいますよ、たくさんの魚たち。
高速を快適に進みます、混んでないし景色も良い。でもお腹一杯だったので眠気が辛い!高瀬PAでちょっと休憩しました。坂出ICで降りたら、四国水族館はすぐです。第一駐車場に停めて少し歩くと見えてきました、白くて綺麗な水族館。横に広いので、並ぶ街路樹の緑と広い空の青と、床の赤みを帯びた明るい灰色が南国感というか地中海っぽいというか、とにかく大好きな雰囲気です。チケットを買って早速中に入ります。
建物は入口を挟んで左と右にあり、左はイルカ専用の建物みたいです。イルカスタジアムの深層部を横から見られるアレですね。他にタツノオトシゴやハコフグなどがいる小さな円筒形の水槽もありましたが、こちらの建物はそんなものでしょう。右の建物に入ります。この水族館は特に順路を設定していないようです。ところどころにある看板にはチョークアートで魚の名前を教えてくれます、これイイね!太平洋ゾーンというサンゴの海・深海の水槽を見ます。色とりどりのサンゴ界隈、癒されますね。
赤い照明の深海の水槽ではタカアシガニにグソクムシ、コシオリエビにトゲトゲのエゾイバラガ二でしょうか、いろいろ見られます。クラゲの水槽を見て、真下からシュモクザメを見られる神無月の景を経て、瀬戸内ゾーンに入ります。こちらはちょうどいいサイズの水槽に各種の魚が泳いでおり、見やすいのがありがたい。中央にある円形の水槽は「奥に行っちゃって見えない」ってことがなくて良いですね。イソギンチャクの鮮やかな色に反応するもんちゃん、色には敏感です。カブトガニや蛸壺も楽しそうに見ていました。
次に二階に上がります。屋外の展示となりますが、淡水魚やカワウソを見ることができます。キッチンせとうちの向こうには瀬戸大橋も見ることができ、景色は抜群です。入浜式復元塩田や道の駅『恋人の聖地うたづ臨海公園』と隣接しているので、時間があればそちらも見ていいかも。
二階の建物内には『竜宮の景』というコーナーがあり、アートな空間が広がっていたような気がします。その先を進むと綿津見の景という巨大水槽をぐるりと回って1階に降りることができます。ここでちょっと休憩しました。
1回から奥に建物を抜けると、水遊ゾーンといういわゆる魚以外の水族館のアイドルたちに会えます、ペンギンとかアシカアザラシ。上に上がると上から見ることができ、1回からは水槽を横から見ることができます。これで一通り見終わりました。お土産コーナーで何を買うか探します。マグネットでくっつくカエルのぬいぐるみが気に入ったポコちゃん。サメのタオルキャップを選んだもんちゃん、実用的な物がイイとのこと。シッカリしてます。15:15到着で16:40出発、2時間半かけて満喫してきました!
伊射奈美神社 徳島県 美馬市
伊射奈美神社にやってきました。伊邪那美尊を単独で祀るのはここだけの珍しい神社だよ。
神話時代に創建された淡路島の伊弉諾神宮と同じ頃からあるみたいだよ、古い!
日本列島や八百万の神々を生んだこの国の偉大なる母なのに、黄泉の国に送られたり、
助けに来た旦那には驚かれて逃げられたり。扱いが酷いのには何か裏がありそう…
四国水族館から国道438を通って徳島県美馬方面に抜けます、山の間を抜ける道、気持ちいいです。吉野川沿いを少し西に進むと伊射奈美神社に着きました。それにしても吉野川はデカいし、川の中に林があるみたいな風景をよく見ます。その林の向こうに元々は伊射奈美神社があったそうな。余裕のある駐車場に車を停め、境内に入ります。
入り口手前の坂には笑顔の伊弉冉様が描かれた解説看板がありました。絵のタッチや色遣いが昭和の麻雀マンガ雑誌のようではありますが、伊弉冉様が笑っておられる姿に嬉しさを感じます。ザ・日本の母であるハズなのに、子供に火あぶりにされるわ助けに来た旦那は姿を見て逃げ出すわで扱いが酷すぎます。個人的には何かそうせざるを得ない不都合があったと睨んでおり、真相を知りたくてここにも来たんです。願わくば、私の勝手な願望ですが、菊理媛命の計らいで伊弉諾神宮などの幽宮にて伊弉諾・伊弉冉が仲良くひっそりと暮らすという結末であってほしい。伊弉冉様、母ちゃんには笑っていてほしいものですから。
鳥居をくぐると右手に手水舎があり、『古文書解説』と書かれたレトロな看板がありました。「天沼矛で淡路島を生み賜う、阿波国を生み賜うと天の御柱国の御柱を立て…」と書かれており、古事記と少し違うのかななんて思ったりもしましたがなんせ解釈が難しい。まぁ、別のピースが合わさってようやく理解できるってパターンもよくある話なので、ここにはこう書いてあったと覚えておくことにします。
さてこの神社、伊射奈美神社といい「伊邪那美尊を単独神として祀る全国唯一の神社として延喜式神名帳搭載される最も格式の高い古社」と記念碑にも書かれています。御祭神は伊邪那美尊、速玉之男神、事解男命とのことで、淡路島の諭鶴羽神社と同じですね、微妙に表記は違いますが。元々はここから南の川中島にあったが、平成4年に拝殿・神殿を新築落成し御鎮座とのころ。吉野川の洪水対策の影響らしいです。
この神社が気になったもう一つの理由に、本殿の千木の形状があります。女神なら内削ぎで男神なら外削ぎであることが多いですが、ここは削ぎなしの千木なのです。行きに見てきた春日大社の社殿の千木も削ぎがありませんでしたが、こちらは若干湾曲しているんですよね。共通点なのか、偶然そう見えるのか。現地で実物を見る価値はここにあります。
境内の片隅に五角形の石柱がありました。阿波の神社にはだいたいこれがありますね。五神名地神塔という江戸~明治のものみたいです。昔の物ですが古代史とは直接関係無さそうです。帰ろうとしたときに地元の人と会い、写真を撮ってくれました。静かでいいところです、場所も人も。
さて、暗くなる前に戻ります。道が狭くて分かりづらいので、暗いと危ないかもしれません。徳島市の宿に向け戻りました。
4日目の宿泊地 徳島市 大道
4日目の宿は秋田町辺りの徳島ワシントンホテルプラザだよ
秋田町はいわゆる飲み屋街。地鶏のお店で夕飯を食べたんだ
本日は238km移動、ここまで1103km
徳島市内に着いた頃にはもう暗くなっていました。今晩の宿は徳島市内ですが眉山のふもとにある徳島ワシントンホテルプラザです。地価の駐車場はいっぱいだ多野で隣接する提携駐車場に車を停めて、地下駐車場へのスロープを経由して下から上がってフロントへ。途中、数段の階段があったような気がします。チェックインするとウェルカムドリンクをいただきます。イロイロ選べて嬉しい。
受け取ったキーで部屋の扉を開くと、ラウンド型のソファとテーブル、その向こうにダブルベッドが二つ。広い!今回この宿は水曜日の宿泊とは言え、素泊まりで9,800円でした。この値段でこの広さはホント嬉しい!さて、身支度を整えてちょっと休憩したら、夕飯を食べに外に出ます。いわゆる飲み屋街がすぐなので、地鶏のお店に入りました。
この辺りだと阿波尾鶏というシャレた地鶏が有名ですが、今回選んだ店はそれをさらに上回る地鶏を使っていたようです。個室風のテーブル席に通され、何を注文するか選ぶのが楽しい。鶏皮ポン酢に始まり焼き物揚げ物に刺身、どれも旨い!鶏料理が二日続きましたが、いくら食べても飽きませんね。
コンビニに寄ってからホテルに戻ります。飲み屋街を夜歩くというのも子連れだとちょっといろいろ気にしてしまいますね。子供にはまだまだ早い店があちこちにあり、夜の蝶がヒラヒラ舞っていますから。ホテルに戻るとゆとりのあるソファでくつろぎます。四国に泊まるのは今日が最後。明日もナカナカディープです。
5日目 1103km ~ 1134km 善入寺島 ~ 1150km あすたむらんど ~ 1161km 大麻比古神社 ~ 1447km 四日市泊
国道318号を西に進み、徳島大学の前を右折して県道30号をさらに西へ。吉野川の南岸に来たら川島潜水橋を渡って善入寺島へ。もう一度吉野川を渡り、建布都神社と粟島神社をお参りします。徳島道と並走する道を西へ進みあすたむらんどに行きます。道の駅いたのでランチを食べたら大麻比古神社に行きお参りし、ドイツ橋を見たら四国は以上。E28神戸淡路鳴門自動車道で本州に戻り、三木Jct→E2山陽自動車道→神戸Jct→E1A新名神→高槻Jct→E1名神→草津Jct→E1A新名神→四日市と走って近鉄四日市駅そばの宿に泊まるという流れです。
建布都神社・粟島神社 徳島県阿波市
吉野川に浮かぶ善入寺島にかかる橋は、増水したら川に沈むんだって。ちょっと怖かったよ。
建布都神社は建布都古墳もある古い神社だよ。武甕槌神と言わず建布都神というのはなぜ?
粟島神社は阿波咩命を祀る神社、伊弉諾と伊弉冉の娘なの?阿波咩命って誰なんだろう…
ここに来たときだけ凄い大雨。伊射奈美神社参拝の後だから、母娘再会の涙なのかな?
朝7時半くらいにホテルを出て、やや交通量の多い市内を西に抜けます。徳島大学を曲がり県道30号に入るとかなり快適に進むことができました。でもこの辺りから空は暗く、雨の気配が強くなってきました。これから行く川島潜水橋、沈下橋です。まさか本当に沈まないよね?いろいろ期待は高まります。軽く雨が降ってきました。堤防の路を鋭角に曲がり少し下った先、左に曲がると見えてきました、川島潜水橋。
車1台分の幅しかなく欄干もない、あるのは僅かな高さの縁石だけ、とってもスリリングです。対向車が来ないことを祈りつつ渡ります。途中、離合のためのスペースが1か所だけありました。渡りきると善入寺島に上陸です、ひまわり畑が印象的でした。吉野川北岸に渡るときの橋も潜水橋でした、距離が長くないけど高さがある感じでこちらも怖いです。少し走ると建布都神社に着きました。
建布都神社には駐車場がないので階段横の広めのスペースに車を停め、鳥居をくぐり境内に入ります。雨が降ってきたので傘をさしてのお参りです。拝殿に掲げられた扁額と、梁に施された彫刻や木彫りの鳥が見事です。また、屋根の内側の骨格は肋骨のように有機的な湾曲が美しいです。御祭神は建布津神(建御雷神)、経津主神、大山祇神、事代主神のようですが、境内に由緒書きなどを見つけることができず。悔しい。
また拝殿の右手には『史跡 建布都古墳・応安の祝碑』と刻まれた石碑とその奥には梵字が刻まれた大きな石碑がありました。左からキリーク・サン・マンと書かれているようで、阿弥陀如来・大日如来・文殊菩薩を表しているようです。建布都という名に残る経津主神・布都御魂・布刀玉の影、それらはここ阿波の忌部氏に深く関わりを持ちます。阿弥陀如来は八幡神、大日如来は天照大神、文殊菩薩は中臣・藤原氏の氏神の天児屋命であることを考えると、服従を強いられたのかなと思ってしまいますね。
そこから川沿いなどの狭い道をしばらく進み、粟島神社へ。雨が降り出しています。八幡神社の敷地左奥にひっそりと粟島神社がありました。ここに祀られているのは阿波咩命だとも少彦名命だとも天津羽神とも言われていますし、阿波咩命が誰のことなのかこれも定かではありません。でも我々は専門家でも研究者でもない単なる古代史ファンなので、ここは阿波咩命が伊耶那美神の娘だとする説に乗ってお参りします。
本殿には千木も鰹木もありませんでした。お参りをした直後辺りから雨足の勢いは激しくなりました。じっくりイロイロと見て回りたかったのですがそうもいかず。でもこの現象、2023年に箸墓古墳→大神神社のパターンと同じです。このときは夫妻の再開を大雨が涙を表した(と勝手に思ってる)。今回は伊射奈美神社に行ってきた我々がここ粟島神社で阿波咩命に会うことで、母娘の再開を大雨が涙を表した、と勝手に思っています。少なくとも、現象はそう解釈する余地を与えています。主観的に楽しみ、ロマンを見出す。これが楽しいのです。短い距離ですが車に戻ったときにはかなり濡れてました。
あすたむらんど 徳島県 板野町
あすたむらんど徳島に来たよ。子供が喜ぶもの満載の広~い県立公園施設だよ、徳島やるねぇ!
入園料も駐車料金も無料?近くに住んだら子育て最強じゃん!目的はこども科学館、ここは有料だけどね。
宇宙・生命・人間にゾーンが分かれていて、体験型科学装置が沢山で楽しい!
暗闇迷路や傾いた部屋に錯覚とか、人間の感覚をハックしてくる装置は面白いね
あすたむらんどに着きました、広い!駐車場も広大で、開園時間の9:30頃の早い時間に来たのでどこに停めたらいいのか初見では分かりにくいほど広い!車を停め、橋を渡ると正門が見えてきました。入園は無料なのでそのまま入れます。
敷地内には有料の施設もいくつかあり、子ども科学館、プラネタリウム、吉野川めぐり、体験工房、徳島木のおもちゃ美術館を利用する場合は料金がかかりますが、一番高いのが木のおもちゃ美術館の大人800円です。その他はザックリ500円程度です。
粟島神社の大雨が何だったのか、雨はすっかり上がって青空が見え始めました。科学館の方に向かうサイエンスアベニューを進むと、左手には冒険の国ゾーンの楽しそうな遊具が並んでいます。右手には探検の国ゾーンの芝生広場が広がり、こちらにも興味をそそる遊具などがあります。一日楽しめそうですね。さて、子ども科学館が見えてきました。待ちきれず駆け出すもんポコ。とにかく広い入口に吸い込まれていきました。
中に入りチケットを買います。子供は200円、大人は510円、障害者とその介助者1名はそれぞれ250円です、科学館のコスパの良さはありがたいですね。
ガラス張りの通路を進みます。宇宙関係の学者さんたちの写真とメッセージがずらりと並んでいました。フィリピン宇宙局のナディーンさんのメッセージ、『Even the stars aren't out of reach! Live long and prosper! Follow your dream☆』希望にあふれてます!私流に訳すのなら、『星にだって手は届くよ!続けてさえいれば、キミの夢にも手は届く!』ってところでしょうか。しかもその下には、『リケ女、大きな夢を!』と不慣れな日本語で書いてくれてあるのが嬉しすぎます!
通路を抜けると別の建物のロビーに着きます。そこから更に宇宙と地球、生命と環境、科学技術と人間の3つの展示場に分かれています。まずは宇宙と地球のコーナーへ。ここには物理的な仕掛けを実感できる体験型の展示物が沢山あってもんポコ大喜びです。滑車で自分を持ち上げたり、金属板に手を置いて自身が電池になってみたり、レールガンでリングを飛ばしたり。その中でも『ムーンウォーカー』と名付けられた月面散歩疑似体験は特にお気に入りのようです。行列になりやすいので賢く利用しましょう。
次に生命と環境のコーナーへ。まず、お魚を作って海中探検をするようなバーチャルフィッシュアドベンチャーで遊びます。クイズやパズルの要素もあり頭を使うのでイイですね!次は走ったり重さを合わせたりしたあと錯覚コーナーに来ました。一室丸ごと傾かせた部屋があり、これは相当やられました。重力の方向がバグってバランスがおかしくなります、想像以上の感覚ハック!さらに暗闇の迷路もあり、視覚が閉ざされた世界を体験できます。静岡の「るくる」にもありますね、これ。カブトムシと綱引きしたり、壁の光るボタンをタッチしたり、体を使うものも多くて飽きません!
その次に科学技術と人間のコーナーへ行きます。ここは昔懐かしい感じというか歴史を感じるというか、シンプルに言えば古さを感じました。この中では絶対音感を使って鍵を探すものにハマっていたもんポコ。本当に扉が開くので、この無駄にリアルなギミックは嬉しいです。他にも電流イライラ棒やプログラミングの実演など色々楽しめます。プリンカップに蓋のシールを貼る工作機械の実演ではビー玉が入ったプッチンプリンの容器を貰いました。
入り口の建屋に戻り、企画展『宇宙って、やばい。』を見ます。放射線を見たり、隕石を触ったり、太陽や惑星の大きさを想像したり、探査機を操作したり、クイズをしたり。全体的に小学生低学年にはちょっと難しいかなと思える展示の数々。分かりやすく解説してくれているので大人にはありがたいです。
企画展を出たらお土産コーナーへ。ここでポコちゃんがずっと欲しがっていたホワイトパズルを発見!7×10の70ピースのホワイトパズル、B5判で中級らしいです。帰宅後父とポコちゃんでやってみましたが、やり方を見つけたら後は根気の勝負でしたね。勘だけでやったらどうなっていたのでしょう?でも、大事な教訓が詰まった真っ白なパズル。これを解いた経験は、ポコちゃんの自信につながるハズです!
大麻比古神社 徳島県 鳴門市
ランチ休憩した道の駅いたのは、ETC2.0で高速のSA用途も兼ねた広くて綺麗な新しい施設だよ。
海鮮丼とか美味しかった。足湯で休憩、給油もしたら阿波国一之宮の大麻比古神社へ。
祭神は大麻比古大神、天岩戸伝説でしめ縄を掛けた天太玉命のことみたいだね。
奥にある石積みアーチ橋はドイツ橋。捕虜が作った感謝の証、日本との友好の懸け橋!
あすたむらんどを出た後はランチを食べに道の駅いたのに来ました。ETC2.0対応のこの道の駅は高速から降りて利用することを想定されたサービスエリア的な施設です、広くて充実、足湯もあるし。ここのレストランでランチです、ポコちゃんはお子様ランチ、もんちゃんは7種海鮮丼、鯛の漬け丼に和風ハンバーグを注文。7種の海鮮丼は1種類1切れでしたが、そのひと切れが大きいのでボリュームもしっかりあります。満足感は高いですね。
道の駅で足湯に浸かってお土産を買ったら大麻比古神社へ向かいます。阿波の国一之宮だけあって広いので、道の駅第九の里側から北上すると広大な駐車場がありますが、参道から入っても駐車場はあります、混んでなければこちらの方が良いかと。
参道から階段を上がると右手に手水舎があります。参道を遮るように御神木の楠があり、樹齢千年以上だとか。参道側から見ると鼻を上げた角の生えた像のように見えました、とても不思議な形です。
参道を進むと拝殿が見えてきました、玉垣で囲われてはいますが低いので開放感があります、そして清潔感を強く感じました、綺麗なんです。屋根も落ち着いた色で、屋根の厚みをチョコレート色に塗り表し、最小限の金の装飾の差し色が良い。左手には授与所があり、右手には奥に続く通路があります。右に進み、豊受社、山神社を過ぎると心願の鏡池と、そこに架かるめがね橋がありました。
鏡池は良く言えばターコイズブルーの丸い池で、ドイツ兵が掘ってめがね橋も架けたんだとか。このめがね橋は渡れます、思ったよりも小ぶりで可愛いです。さらに奥に進むと、ドイツ橋があります。第一次大戦時の捕虜収容所にいたドイツ兵がこの地域との交流で感謝の証として作ったもので、他にもいくつかあったけど現存するのはこの一つのようです。その奥の丸山社に向かう鳥居につながる橋ですが、通ることはできません。
来た道を戻り、本殿を後ろや横から眺めると改めてその姿に感動します。細工は凝ってるし重厚感があります。授与所に回り、お守りやおみくじを買いました。ポコちゃんは神話マンガこどもみくじ、もんちゃんは言霊おみくじを引きました。言霊おみくじはQRコード付きで実際に言霊を聴けるというハイテクエレキ御籤です、しかも大吉でした、やるじゃん!パパはここで由緒書きを貰いました。後で撮った写真と併せてじっくり読みたいです。
5日目の宿泊地 三重県 四日市市
5日目の宿は四日市シティホテルアネックスだよ
近鉄四日市駅のそばだから、駅前の居酒屋で夕飯にしたんだ
本日は344km移動、ここまで1447km
大麻比古神社からは淡路島を抜け明石海峡大橋を渡り本州に戻り、山陽道を高槻Jctまで進んだら名神に乗ります。京都あたりの渋滞を覚悟しましたが、そんなでもありませんでした。草津Jctで新名神に乗り換えたら四日市で降ります。本日の宿は近鉄四日市駅の近くですが、メインの太っとい道路に街路樹で隔てて側道がある大阪御堂筋を彷彿させる中央通りは、どこを通るのが正解か初見では怖いですね。名古屋と大阪に挟まれた交通事情って考えると、なんか恐ろしい…。
四日市シティホテルアネックスはやや古めなシティホテルで、ロビーも部屋もゆとりのある広さなのがイイ感じ。フロントも横に広く、昔ながらの観光ホテルっぽいのが旅情を損なわなくてナイスです。割り切ったビジネスホテルだとちょっと寂しいので。無駄に長いアクリル棒に短いチェーンでつながったMIWA製の鍵も、実は嬉しい旅のアイテムです。(たぶんMIWA製)
先着順が多いホテルの駐車場ですが、ここは予約ができました。台数は15台と少な目です、近くに駐車場はたくさんあるようなので予約できなくてもなんとかなりますね、大雨の地下℗でなければ。
ツインの部屋は通路も広く空間的にゆとりがあって嬉しい。スーツケースを置く専用の一段下がった置き場があるのも私的にはポイント高いです。これを使うんだからスーツケースは片開き派です、今回はキャスター着きスポーツバッグですが。ちょっと休んだら夕飯を食べに駅前へ向かいます。
今回選んだのはうお結びと言う居酒屋。寿司ドッグが売りなんだとか。予約してから行ったのですが、予約と来店が早すぎて認識されてませんでした。結構広い店の4人掛けテーブルに通され、早速注文。お魚好きのもんポコはカルパッチョを注文、嬉しそうです!名古屋風の甘い手羽先にアサリの酒蒸し、川エビの唐揚げにタコわさび等の現地っぽさと定番を押さえた注文で大満足。特殊なタレがかかったサーモンの刺身は大ヒットだったようです。美味しかった!
6日目 1447km ~ 1537km 八百富神社・竹島水族館・生命の森科学館 ~ 1558km 豊橋泊
国道23号を東に進み、みえ川越ICからE1A伊勢湾岸道路に乗ります。名古屋を抜けト豊田JctでE1東名に乗り換え、音羽蒲郡ICで降ります。県道73号を南下した先に竹島があるので駐車場に車を停め、徒歩で八百富神社を参拝した後、竹島水族館に行きます。車で少し移動して生命の海科学館に寄ったら、国道247号で豊橋へ。国道1号の手前を右折してしばらく行くと本日の宿に到着します。
八百富神社 愛知県 蒲郡市
八百富神社にきたよ、海の向こうに海の女神さまが祀られてる島が見えるよ、なんか素敵!
竹島に続く387.3mの長い橋からは海鳥が魚を取るところが見えたよ、海は浅いんだね。
祭神の市杵島姫命は宗像三女神の一柱で、ここでは竹島弁財天として昔から親しまれてるよ。
島にある神社に市杵島姫命が祀られることが多いよね。島って海の女神の舞台なのかも。
四日市から伊勢湾岸道~東名と走り音羽蒲郡ICで降ります。本線からICの分岐てまえくらいから混みだし、料金所手前くらいから謎の本格渋滞でろくに動けず。ここのデフォルト仕様なのでしょうか?ここを抜けて道なりに南下したらWELCOME竹島と書かれたゲートをくぐります、なんか昭和っぽい。その先に竹島駐車場があるので、ここに車を停めます。平日は無料なのが嬉しい。
車を降りて海の方に向かいます、整備されていて綺麗。竹島園地という三河湾国定公園にある憩いの公園の中を歩くと、竹島へつながる橋に辿り着きます。島とは反対側にも神社があり、こちらは八百富神社の篠津遥拝所です。碑文が立派な石板にたくさん書かれているので、素通りするのはもったいないかも。八百富神社由緒略記、篠津遥拝所由来記、竹島弁財天の解説、献額之碑、と読むものはたくさんありますよ。
先の碑文によると長さ387.3mの橋を渡ると総面積18800m²島高24m周囲680mの竹島に到着します。この橋が架かる海は思った以上に浅いらしく、アオサギなどの海鳥がエサを獲っているところを見ることができました。小ぶりなエイが食べられているのを見てビックリするもんポコ。鳥居をくぐると竹島に着きました。平らで真っ直ぐだった道は、曲がりながら登る階段へと変わります。
階段の手前には地味に立派な屋根の下に由緒版と賽銭箱があります。祭神:市杵島姫命と遠目でも分かるように書かれています。漢字とカタカナで非常に読みにくいので遥拝所の石碑を読んだ方がいいですね。養和元年三月創建のようです、西暦にしたら1181年です。八百富神社と書かれた幟が所狭しと並ぶ階段を上りきると、左手に手水舎、右手に休憩所、前には鳥居がありました。
鳥居をくぐると境内神社の宇賀神社が目の前にあります、祭神は宇賀御魂神、商売繁盛の神で荼枳尼天(ダキニ)と習合。その左後ろには大黒神社、祭神は大国主命、福の神で大黒天と習合。これと並んだ奥に千歳神社、祭神は藤原俊成卿で長寿芸能の神。これらの右に八百富神社の拝殿があります。祭神は市杵島姫命、開運の神、縁結び安産の神で弁財天と習合。拝殿の右側には社務所と授与所があり、左側には奥へ続く通路があります。この通路を進むと正面に八大龍神社、祭神は豊玉彦命なので綿津見神、厄除神で八大龍王と習合。
八大龍神社の右手に本殿が見えます。男千木に鰹木4本かぁ、モヤっとしますね。境内案内図の絵には削ぎなし千木で鰹木3本なのはそこまで拘ってないからでしょう。この点に関しては私なりの解釈があり、重要度は低いです。
また、島に入ってから終始蚊に刺されまくるので、虫よけは必須ですね。竹島は独自の植生を持ち、これも天然記念物に指定された理由なんだとか。蚊の多さがギネス級なのはさておき、緑の濃さが印象的で、違うところに来たなという感じが強いですね。
だいたい1時間くらいかけて参拝してきましたが、その間に潮はかなり引いていて、歩いて渡れそうな感じです。実際、底の砂が橋の半分くらいまでは露出していました。橋がなかった時代は、限られた時間しか行くことが叶わないのも神聖感を演出しますね。我々に道を開いてくれる、導いてくれるという分かりやすい象徴。渡って着いた先は対岸とは異なる世界。そんな竹島を対岸から眺めつつ、歩いて竹島水族館に向かいます。車は駐車場に停めたままでいいのが嬉しい。
竹島水族館 愛知県 蒲郡市
竹島水族館に来たよ。竹島から歩いて行けるから、駐車場はそのままでOKなのがいいね
この水族館は工夫と頑張りがスゴイよ。手書きの解説があちこちにあって、内容も楽しい!
いろんな種類の生き物を、水槽を分けて展示してるからジックリ見られるのが嬉しい。
タカアシガニにグソクムシも触れるタッチプールに感激。読んで触って学べる水族館だね!
チケット売り場の新しい綺麗な建物は、2024年10月に増築した新館です。実は2024年の8月に天草の表彰式の帰りにここに寄る予定だったのですが、もんちゃんが熱中症っぽくなったので断念したという経緯があります。その時は残念でしたが、こうして新しくなった竹水に来ることができた。失敗もあきらめなければ通り道。逃がした魚は大きかったが人間万事塞翁が馬、さらに大きい魚をゲットしました、水族館だけに!
入ってすぐ我々を出迎えてくれたのは深海大水塊のたくさんのタカアシガニと、ドス黒横丁8-4出身のハシキンメに日本海70~360mの岩場ゴツゴツ村出身のアラなどの魚たち。暗い水槽で動き回る魚は、実はよく見えないものです。特に特徴のない全力モブの彼らを気にすることはあまりないですよね。でもそんな彼らにも歴史あり、物語あり。それを確認できる履歴書ならぬ魚歴書が壁に貼られているので、ちょっと読むだけでも親近感が爆上がりです。前出の出身地もこれに書いてありました。特徴を捉えたイラスト付きなので、ぜひ足を止めて一通り読むことを強くお勧めしますね。流石です、竹水!
ちなみにこの巨大水槽、下からも見ることができます。タカアシガニのお腹をじっくり見るチャンスかも。
順路に沿って新館を出ると屋外展示エリアに着きました。いるはずのカピバラは繁殖させようとしたら喧嘩して負傷したらしく、療養中で展示休止でした。そんなこともあるんですね。次はアシカプールでショーをしていました。高低差がないのと狭いのでちょっと見にくいかも?ケヅメリクガメやオットセイをみたら、また建物内に入ります。こちらが旧館になります。
旧館に入ると出迎えてくれたのは多種大量の深海生物、100種類以上で全国の水族館でいちばん深海の生き物を展示している水族館のようです。イラストと解説付きの小ぶりな水槽が二段に並び、見やすく展示されています。上の段は小さい子だとちょっと見にくいかも?小1のポコちゃんでギリギリかな?
その中にタカアシガニの子供がいました。説明書きにもありましたが、まず見ることができないレアキャラですね。続いて淡水魚と両生類の展示があり、怪しい色のカエルやお饅頭のようなカエルを見てもんポコは楽しそうです。
深海生物の水槽が続きます。なかなかほかの水族館では見ることのないカニなどを見れるのが嬉しいですが、カニも結構グロいんですよね、脚を寝かせた姿とか。更に、カニの標本も展示されており、その種類の多さに感激しました。色が抜けて白っぽくなっているのは仕方ないですが、こうして図鑑では分からない3Dで見ることができるのはありがたい。そしてとにかく水槽の数が多いので、資料的にちゃんと見ることができるのが水族館好きにはホント嬉しいですね、反面デート向きとは言えませんが。
ブロックで作られた『たけしまんしょん』は5階建てで、何匹か入居していました。それぞれの穴に名前が振ってあり、ここにも遊び心がシッカリ入っていました。サッカー選手や車メーカー、有名子役に芸人などが入居しているみたいですよ、スルーしないで見てみましょう。
ウツボ、サンゴ礁の熱帯魚、カブトガニを見たらタッチプールに着きました。このタッチプールもかなりレアです。横に長い広めのプールを3区画に区切ってあり、そこにはレアキャラが待っていました。
まず触ったのがイガグリガ二。小さめの花咲ガニのような、全身トゲトゲのカニです。でも丸っこくてかわいい。強く触らなければトゲも痛くはありませんね。次のプールにはカゴに入ったオオグソクムシ。これを触れるなんて、生きているのは初めてです。カゴの外にはナヌカザメがいました。背中はザラザラですが、お腹はフニフニプニプニで気持ちイイ!次のプールにはタカアシガニがいました。沼津の三津シーパラダイス以外で触れるのは此処くらいでしょうか?お皿の上で触って味わっちゃう方が多いのかも。ここのタッチプールはトップクラスですね、個人的には浅虫水族館に次ぐ第二位かも?
タッチプールの後はイラストの展示とグッズコーナーです。ここで良いものを発見したポコちゃん、これにすると持ってきたのはカブトガニのぬいぐるみ!初めて見ました、あるんですね~、さすが竹水。もんちゃんは実用性を考えてオーロラ色のグソクムシマークが付いたペンポーチ。大事な小物をしまっておくのにも使えて便利です、最近こういう選び方ができて成長したなと感じます、流石もんちゃん!
生命の海科学館 愛知県 蒲郡市
ランチでは名古屋名物のあんかけスパを食べました。これ、家族みんな大好きなんだよね。
次に行ったのは生命の海科学館。竹島水族館からすぐ、無料駐車場もあるのが嬉しいね。
化石の展示に力を入れた自然史科学館。アノマロカリス推しみたい、意外とカワイイ。
シアターでは身近な海中絶景と題して地元の駿河湾をべた褒め。嬉しいけどなんか複雑。
竹島水族館からそう離れてないところに生命の海科学館はありますが、無料駐車場があるので車で行きます。その前にランチ休憩です。名古屋のあんかけスパが大好きなので、googleで調べたら近くのAPITAの中に入っているとのこと、でも店を探しましたが見つからない、店内の案内板に書いてないのです。どうやら『鞍馬』という付近の一角を占めるレストランの一部があんかけスパの店『スパきち』らしく、案内板には『鞍馬』としか書いていなかったので。混雑もなく手ごろな値段はありがたい。味はやや濃い目かな?我が家は名古屋に寄ったときにはシェフが行きつけですが、多少やっぱり違いますね。
APITAから南側出口を出て道を挟んだ向かいに生命の海科学館があります、ぐるっと回って着きました。入口から入り右手のカウンターでチケットを買います、子供200円、大人500円、障害者と介助者1名は免除です。常設展以外は無料のようです。
入ると目に飛び込んでくるのはいろんな化石です。木の化石は瑪瑙などの宝石のようだし、上を見れば巨大な首長竜タラソメドンが。骨だけになって時空を飛び越え、悠久の時を楽しんでいるようです。インカクジラの化石は世界に一つしかないホロタイプの標本なんだとか。『ホロタイプとは、種の起源となる標本のことで、その種を代表する標本のことです。』って書かれていました、勉強になる。
寝っ転がってクラゲを見たり、ランダムに進化の軌跡で遊んだりしたら3階に上がります。ここはアノマロカリス推しが強く、いろんな所に展示や解説がありました。他にも白亜紀末の海の覇者モササウルス・ギョリュウ・クビナガリュウの化石や解説があり、圧巻なのは海に戻った爬虫類ステノプテリギウスの化石。手前にカワイイ模型があるのでレプリカと思いきや本物らしいですね!全長約3.5m、約1億8千万年前。ドイツ南部で発掘されたようです。イルカに似た姿ですが、後ろ足がヒレに、尻尾は魚のタイプの垂直方向の尾びれだったようです。尾びれはイルカのような上下動ではなく魚のように左右に動かすタイプなので似て非なるものでありしなやかな遊泳ができたみたいですね。
常設展にはほかに多数の隕石が展示してありました。奥にはミュージアムシアターがあり、ちょうど上映開始時間だったので入ることに。席はそんなに多くなく、階段にクッションを置いたような気軽な感じが休憩も兼ねてのんびりできます。さて、上映が始まりました。身近な海中絶景を海中カメラマンとさかなクンが紹介してくれます。身近なところにも絶景アリ、ということで駿河湾の海をべた褒めしていた二人。思いっきり我々の地元です、確かに大瀬崎の海とかすごいけど。良さを再確認できたのは嬉しいけど、未知なる発見ではないのはちょっとだけモヤっとしますね。
2階でチリメンモンスターを見たり折り紙でカニや魚を作ったら、1階にもどってスタンプラリーの台紙を提出。古代生物のカワイイシールをもんポコで2枚ずつ貰いました。アノマロカリス、ステノプテリギウス、ハプロフレンティス、ヨホイア・テヌイスが描かれてます、カワイイ。また、アノマロカリスのボールペンをお土産に買って、車に戻りました。
6日目の宿泊地 愛知県 豊橋市
6日目の宿はコンフォートホテル豊橋だよ
豊橋駅のそばだから、駅前のレトロな店で焼肉を食べたんだ
本日は111km移動、ここまで1558km
蒲郡から国道247号で豊橋へ向かい、国道1号の手前を右折してしばらく行くと見えてきました、本日の宿のコンフォートホテル豊橋。隣接する提携駐車場に車を停めて、荷物を降ろしてチェックインです。到着は15時半前の珍しく早いチェックインなので、ジックリのんびりできますね。ちなみにコンフォートホテルの会員登録でブラックサンダーとビールや飲み物など人数分もらえました、嬉しい。次回以降利用可能な3000円クーポンももらえたので、じゃらん離れが加速しそう、便利だから使ってますけど。
コンフォート系は小学生以下の添い寝無料なので助かります。これまでも姫路と福島は2回ずつ、宗像、熊本、近江八幡、豊橋と結構利用してますね、2024年は特別安かったな~。
このホテルは比較的新しく、モダンでスッキリしています。部屋に入るとベッドが二つ並んでいるのが見えます。ユニットバスは入ってすぐ横にありがちですが、なんと扉正面の部屋の奥にあります。なので普通ならユニットバス前の無駄な通路が、部屋の広さに加算されるので畳一帖分くらいの拡張に貢献しています。部屋の対角が長くなるので、ゆとりの広々感です。こういう設計巧いね、なんでこうしてこなかった?
少し休憩してから夕食を食べに外に出ます。豊橋は隠れたうどんの聖地らしく、もともとは『にかけうどん』という正統派の熱々うどんがソウルフードなんだとか。でもパンチがないので一捻りして、カレーうどんで地域活性化を図ろうと企てたのが豊橋カレーうどん。とろろご飯にカレーうどんを載せるというパワープレイは、こうして食べてもいないのに記事にしちゃうほどのインパクトです。昼があんかけスパなので、肉が食べたくなっちゃったんです、ごめんなさい。でも食べてみたいな、豊橋カレーうどん!
今回選んだのは駅前の非常にレトロな昭和館の残るファミリーレストラン平和園。落ち着く雰囲気がたまらないんですよね。定食とラーメンに焼肉の食品サンプルが店前に飾られているのもなんか嬉しい。焼肉とビビンバにカルビクッパ、ビールを頼んでみんな大満足。よっぽどのことがない限り一皿いくらの焼肉にハズレはありませんね、食べ放題だと玉にハズレるけど。
18時前に食べ終わって店を出たので、駅中を見たりいろいろ散歩しました。部屋でつまむものを買ったり、ビールやアイスを買ってホテルに戻ります。旅行最後の夜を惜しみつつ、のんびりくつろぎました。綺麗な部屋で気持ちよく休むことができました。
翌日の朝は朝食バイキングです、もんポコに限らず子供はホテルバイキングが大好きですよね、子供に限らずみんなかな?ここにもカレーうどんがありました、流石ですね。
7日目 1558km ~ 1565km のんほいパーク・豊橋自然史博物館 ~ 1746km 帰宅
取材旅行最終日の本日は、豊橋市の『のんほいパーク』で遊んできます。宿泊地の豊橋駅から大池通りを抜け国1に出ます。3km程度進んで右折するとのんほいパークに到着します。午前中は遊び、午後は園内の自然史博物館を見学します。立岩街道で浜名湖に出たら国道301号を北上し、三ケ日ICからE1東名に乗り一旦西へ。三ケ日JctからE69新東名引佐連絡路を通ってE1A新東名に乗り換えたらそのまま東に進み帰宅です。
のんほいパーク 愛知県 豊橋市
のんほいパークに来ました。豊橋総合動植物公園っていう子供が喜びそうな施設だよ。
奇跡的に来場客が少なかったから、乗り物一日券で遊園地ゾーンを遊び倒したよ、満喫!
サイクルモノレールとガンシューティングがお気に入り!どれも子供向けだから安心だね。
実は珍しいゴーカート。3年生から運転できるから、もんちゃん初運転!ちょっと怖かった。
開園のチョット前に着きました。家族連れが既に何組か来ています。チケット売り場の窓口はまだ開いていませんが、チケット自販機は稼働しています。障害者割引があるので自販機は使えないので開くのを待っていましたが、時間になっても開かない。チケットのもぎりスタッフに聞くとここでやるそうなので、子供の分のチケットを券売機で買ってきて入園しました。子ども100円、大人600円、障害者は本人と介護者1名は入園料免除でした。(詳細はHPをご確認ください。)
日影がない通路ではありますがミストが出ているので何とかなりますし、幸いなことに本日は適度に曇っていてそんなに暑くないのが嬉しいです。中央門から入りまして、右手が動物園ゾーン、左手に自然史博物館ゾーン、しばらく歩いた正面に植物園ゾーン、右奥が遊園地ゾーンとなっています。まずは遊園地ゾーンに行き、1日乗り放題券を買います。大人1000円、中学生以下の子供500円で、これは障害者割引などは無いようです。準備は整ったので、あとは遊ぶだけですね!
遊園地コーナーでまず最初に乗ったのはサイクルモノレールです、懐かしい!古き良き遊園地、ポコちゃんと一緒に程よい高さを足漕ぎで進む趣き、いいねぇ。この手のサイクルモノレールはもんポコ初挑戦です、気に入ったみたい。
次はゴーカート。なかなかレール無しで自走して乗れるところって少ないですよね、知らないだけかな?小学3年生以上であれば運転もできますが、まずはパパの運転で横にもんちゃんが乗ります。本格的と言うか本物なのでハンドルも軽くなく、楽しいです。後で乗ったときには、もんちゃんが運転してみました。ハンドル操作の具合とアクセル・ブレーキの連携がナカナカ大変だったようです。でもとてもいい経験。
次に『バトルファイヤー』という消防車の放水アトラクションに乗りました。上下に動く消防車のゴンドラから的めがけて放水するゲームで、火事になったレストランなどの建物の窓に並ぶ穴に水をバンバン入れていき、いっぱい入れるとスコアが上がるというものです。入った水の量を計測しているのかな?これもナカナカ楽しい。実際に水を撃てるのが貴重な経験です。他ではできないですからね。
その後はこども汽車に乗りました。この日は奇跡的に客が少なく、乗ったのは我々ともう一組の親子だけでした。先頭と最後尾に分かれて乗ったので、ほぼ貸し切り状態、スゴイ!隣のメリーゴーランドにはもんポコだけが乗り、大人は外から眺めます。姉弟で乗ってくれるから楽ですね、大きくなったものです。
さらにその隣にはのんほいコースターがあり、いわゆるジェットコースターですが宙返りもなければ高低差もそんなにない子供向けの物です。安心して乗れるのが良いですね、ポコちゃんはちょっと怖がってましたけど。
サイクルモノレールにもんポコ二人で乗ったりフラワーカップと言ういわゆるコーヒーカップに乗ったりと、二人で楽しんでくれているのでその間に大人は休憩です、ありがたい。
遊園地ゾーンの奥にある『ヴァルカン伝説』というレーザーガンシューティングのアトラクションに来ました、これが目玉かな? 建物の中、最外周をぐるっと回るように動き続ける乗り物に乗り込み、いくつか区切られたシーンで敵を打ち高得点を狙うというものです、結構楽しい。各シーンには高得点の敵がいるので、それを集中的に攻撃することで点数が伸びます。ある得点を超えると景品がもらえますが、どのキャラが高得点なのかを探すのが楽しい。もんポコは何度もチャレンジしてかなり上達していました。
この他にも大観覧車やのんほいサーキットと言う本格的なカートがあったり、100円を入れると動くバッテリーカーなどがあります。夏の暑い日なので観覧車はパスしましたが、高いところから公園全体を見渡せるのはナカナカ良さそうです。普段はもっとお客さんがたくさんいるらしいですが、今回はホントいいタイミングでした、遊園地ゾーンを大満喫しました!
豊橋自然史博物館 愛知県 豊橋市
展望レストランで景色とランチを楽しんだあと、園内中央の自然史博物館に行ったよ。
入館料はパーク入園料の大人600円・小中学生100円に含まれてるから期待してなかったけど
広さと展示点数は圧巻、化石に標本に模型に映像、スゴイ物量!見せ方も凝ってて楽しい!
自然史、特に生物の進化を分かりやすく順に学べる、ここは子連れに嬉しい最強の公園だね!
正午過ぎくらいに遊園地ゾーンを出て、動物園の一角でカバやマンドリルを眺めつつ展望台のレストランへ向かいました。1階にはイタリアンレストランの『トラットリアチェントロ』とフードコート的な『CORE COSTA-RICA』の二店舗がありますが、目指すのは展望レストランの『ステラカフェ』です。展望塔の最上階で景色を楽しみながら食事ができるこのレストラン、人気店のようで少々待ちましたね。窓に向かって座るカウンター席に四人並んで色違いのオムライスやカレーをいただきました、美味しかった!
のんほいパーク中央にある自然史博物館に入ります。入館は無料と言うか入園料に含まれており、追加料金はかかりません。というワケなのでさほど期待せずに中に入りましたが、入って最初に我々を待っていたのは巨大な恐竜の骨格が二体。ティラノサウルスとトリケラトプスですが、デカい!ここを中心に左のパートと右のパートに分けて展示されているような建物の構造で、まずは左に進みます。
しばらく通路を進みますがそこにも隕石などの展示があり興味深いです。通路を抜けた先で古生代展示室に入ります。単なる展示だけでなく、触って動かせるような仕掛けも多くて飽きません。また、ところどころにゲームがあって、ピカイア君チェックラリーと題してピカイア君をゲームやクイズで順に進化させるというもののようです。また、とにかく展示の量が圧巻で、下から上まですごいです。リムルスの化石標本を見つけて『カブトガニがいるよ!』と嬉しそうなポコちゃん。分かるものがあると違いますね。
三葉虫などが出てきた5億年前のカンブリア紀から少し後の4億年前、シルル紀~デボン紀に出てきたのがリムルス。他の標本には『アノマロカリス 古生代・カンブリア紀』『ミクロメレルぺトン 古生代・ペルム紀』と書かれているのに、『リムルス(アメリカカブトガニ) 現世』とサラっと書かれているのがスゴイ!4億年前の記憶を生きながら現代につなげているんだから、ロマンが溢れます。遺伝子を構成するDNAに情報を記録しておけば、何億年もの後世にも情報を残せるかもしれません、と言うか既に何か重要な情報が書き込まれているかも?デコードしてみたいし、現代の記憶もエンコードしておきたい!
DNAストレージの記録技術は、現時点でも耳かき1杯のDNAでPCの数万倍以上の容量があるそうです。リムルス一匹で地球1個分以上の情報を残せそうですね。彼らの被るそのカブト、4億年の記憶を守るために纏っているようにも見えてきました。
隣の部屋に移るとそこは中生代展示室です。ここには貝の化石や巨大な化石骨格標本などもありますが、まず押さえておきたいのが始祖鳥ですね。復元模型ととてもきれいな全身の化石がありました、ベルリン標本と呼ばれる世界的にも貴重な化石のレプリカ標本です、悪魔感が凄いな。始祖鳥ってなんか概念的というか個体名っぽくなくて、実物を見て本当にいたんだと感心しました。ちなみに学術的にはアーケオプリテクスと言い、発見地のドイツではウアフォーゲル、英語圏ではプリミティブバードとどこも始祖鳥という意味で呼ばれるんですね。
また、この部屋の奥には恐竜劇場があり、映像と模型の組み合わせで展開するお話を見ることができます。こういう工夫もいいですね。隣に続くエドモントサウルスの実物化石を見る前に見ておきたい映像ですよ。
次の部屋は申請大展示室です。入ってすぐ目に飛び込んできたのは二本の立派な牙が特徴的なマンモスです。ナウマンゾウなどと比較しての展示は大迫力、足の骨の太さに驚くもんポコ。大腿骨一本でポコちゃんと同じくらいです、圧巻!そしてその奥にいたヤベオオツノジカもデカい!背も高いし角デカすぎ!他にもコハクに閉じ込められたクモや人類の頭骨の変遷など興味深いものが並ぶ中、自分の動きが映像に映されチンパンジーの動きになるキネクトシステムや、自分の顔が原始人になるモーフィングシステムで楽しむもんポコ。未来人の顔にも慣れました、面白い!
その先は郷土の自然展示室とガラパゴス物語展示室です。ビルマニシキヘビの骨格では退化した足を見ることができたり、壁一面の魚類の標本は水族館好きの私達にはうれしい。いろんな種類のシャコをみて、「こんな大きいのいるんだ」とか「それ香港で食べたよ」とかお話しするのも楽しい、まさに海の幸。幸せをもたらしてくれますね。
満喫した後はミュージアムショップを眺めます。恐竜骨塗り絵の本を選ぶもんちゃん、流石。ポコちゃんは翼竜のスタンプを選びました。豊橋自然史科学館、期待以上でした!
おみやげ 桂浜とか
帰ってきました。ここまで1746km、たっぷり楽しめたよ。
熊本往復とかに比べたら移動がそんなに多くないからじっくり楽しめたね。
桂浜ではお土産をいっぱい買ったな~
約1750kmを走って戻ってきた我が家、到着は18時頃でした。車の平均燃費は22.9km/L、上出来でしょう。荷物やお土産を家の中に運び、お土産確認大会の始まりです。
まずは高知の桂浜で買ったお土産を開きます。友達や知人にあげるようのものがほとんどですね、分かりやすさが大事。フリカケ系はまずハズレがないのがありがたい。
また、桂浜水族館で自分で採った真珠で作ったアクセサリーは宝物です、思い出でもありますし。諭鶴羽神社の交通安全ステッカーも実は相当レアです、行くのが相当困難ですからね。
おみやげ 徳島~愛知
ポコちゃんはずっと欲しかったホワイトパズルをあすたむらんどでゲット!
帰って早速パパといっしょにやったんだ。トライ&エラーの具象化がこれだね。
一つずつ、順番に、諦めず、正しくやればゴールできる。大事なことを教わったよ。
旅の目的地周辺で買いそびれることもあるので、ちょっと離れたところで再度選ぶのも楽しいものです。道の駅いたのではいろんなお土産が並んでいましたので、干しタコをチョイス。一つは我が家用ですね、美味しそうだし。
あすたむらんどで買ったホワイトパズルは非常に興味深いものです。JAXAの宇宙飛行士選抜試験にも使われたそうな、漫画『宇宙兄弟』でも出てきてましたね。バラバラに散らばったただただ白いだけのピース、さて、どうやるのだろう?まずは外周を組み上げていきます、これが基本。つぎに、その1周内側を攻めます。やみくもにやったって嵌らない。ならどうする?答えは簡単、嵌るまでの総当たりです。私はこれをポコちゃんと一緒にやったのですが、楽しさを感じてました。だって、手順と答えが見えているんですから。ゴールまでの道のりが見えているのに、進まないなんて損じゃないですか?嵌った時の快感は、まさにコズミック!
科学館や博物館で買ったお土産は、それを使うときにそこで見たものなどを思い出すので一味違います。お土産は記憶のセーブポイントです。無駄遣いが嫌いな私も、子供が選ぶ同じようなぬいぐるみでも買ってしまうのはそういうことなんですよね。セーブした内容は自分の経験値だけじゃない!この珠玉の体験を、千円くらいで保存しておけるなら私は格安だと思います、好きなものにもなるわけだし。
おみやげ 水族館など
水族館もいろいろ行ったね。カブトガニのぬいぐるみは初めて見たかも。
普段使いできるTシャツとかは買う価値ありだよね。思い出のスイッチだし。
いろいろ見て遊んで学んで、楽しい1700kmだった!
水族館ではTシャツを買うことが多いですね、実用的だし、カワイイし。サメのヘアキャップを買ったのは好プレーでした、頻繁に使ってます。もんちゃんが5歳の2021年に須磨水族館で買ったTシャツは流石にもう小さくなって、子供の成長とともにこちらも新しくなった須磨シーワールド1周年記念Tシャツは良いタイミングでした。
意外とぬいぐるみ好きなポコちゃん、竹島水族館で見つけたカブトガニは宝物です。我が家にも海の生き物シリーズが増えてきました。エイにイカにホテイウオ、他にもたくさん珍しめの魚たちがいます。手足にマグネットの付いたカエルはいろんなところに貼り付けて遊んでいます。
おのころ神社で拾ってきた大きなマツボックリは一度水につけて閉じてみました。水につけてしばらく放置するとマツボックリって閉じるんですよ。これを水から出して放置すると、徐々に開いてきます。これを観察するのも楽しいです。
荷物とかどうしてる? 賢く
・下着とTシャツを1日分ずつビニール袋に分ける
・何日目/行き先/内容物を絵で描いておく
・セキュリティワイヤーで盗難の意図を明確化
旅行で案外厄介なのが荷物ですよね。日数分の着替えはナカナカ大変ですが、1泊分ずつビニール袋に分けて入れてます。何が入っているか絵に描いておけば分かりやすくて便利ですよ。秋冬の旅行は荷物が増えますが、夏なら3点セットで済むから楽です。
基本的にそう心配はしてないのですが、ホテル内では荷物の盗難防止のためワイヤーで椅子などと一緒にロックしています、何かあったら嫌ですからね。盗難防止効果が強くないにしても、特定の人たちは『自分の荷物と間違えた』とか平気で言ってきますから、そのバカみたいな言い訳を封じるために明確な盗難の意思の証拠として見えるようにロックをしておくことが大事かなと思っています。
ホテルでは折り畳み式のスーツケース置きが用意されていることが多いので、両開きタイプのスーツケースは不便なんですよね。なので片開きタイプが好きです、フタ裏のポケットは貰ってきた紙の資料を入れるのにも便利ですし。今回はキャスターと伸縮式持ち手付きのスポーツバッグで行きました、これも便利です、肩掛けもできるので。
さて、取材の旅を満喫してきたもんポコ。思い出が鮮明なうちに灯台と龍馬の絵を描きました。夕焼けの空に映える室戸岬灯台、月明かりに美しく照らされる桂浜の坂本龍馬。個性的な絵に仕上がったんじゃないかなと思います。果たしてその結果はどうでしょうか?
また旅行記で報告できることを期待しつつ、この旅とこの記事はここで締めくくります。盛りだくさんで楽しかった旅、次につながるといいな!
感想など聞けたら嬉しいです!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!感想や質問、もんポコへの応援メッセージなど、コメントを頂けますと励みになります。お気軽に書き込みください!
一般社団法人ピンタニーニャ・プログラミング学習協会
最後まで読んでいただきありがとうございます


















