ポコちゃん6歳 天草のコンクール金賞(後編) で のぼる階段
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2024年8月、ポコちゃんが6歳のときに描いたダコサウルスの絵が「天草市立恐竜の島博物館」主催の第26回恐竜絵画コンテストで、幼児の部において金賞に選ばれました。
2021年、2023年に続き3回目の天草訪問チャンス、表彰式という理由があれば・・・、これは行くしかない!日本の西側で見てない所や再確認したいところを巡るため、今回も遠路はるばる車で行くことにしました。
こちらは表彰式の後、後半のお話です。前半のお話はこちらからどうそ。
帰りの行程
5日目:表彰式→熊本泊
7日目:下関🐡~防府🌞→東広島泊
9日目:各務原🚀~名古屋→帰宅
6日目:高千穂方面、太宰府→宗像泊
8日目:吉備津⛩~太郎坊→近江八幡泊
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熊本県天草、御所浦島の恐竜の島博物館で2024年8月に開催された『第26回恐竜絵画コンテスト 表彰式』に参加しました。 8泊9日、車の旅。上記旅行記プログラムの内容を詳しく書き綴っていきますので、どうぞお付き合いください。
5日目 御所浦島 ~1440km 棚底港 ~ 1520km 熊本 御幸笛田泊
本日後半の行程は、御所浦港から棚底港まで船で移動し、そこから知十IC→(松島有料道)→合津ICを通りR266→R57、途中道の駅宇土マリーナおこしき館に寄りR57→R3で熊本市街へ。鶏家で炭火焼きなどを買ってから本日の宿のある熊本市南区に向かう流れです。
前半では奈良・山の辺の道~鳥取砂丘~出雲大社~宇佐神宮~天草~御所浦島までの旅程と、表彰式に参加したところまでを書きました。後半は表彰式が終わって島から船で帰るところから、自宅に到着するまでの旅程です。
前半のラストシーン 表彰式
表彰式が始まるまでは恐竜の島博物館を見学したよ、圧巻!
表彰式が始まりました。弟は二年連続受賞、姉も2回受賞してます
そのあと審査員の先生とお話をして、船で帰りました
御所浦恐竜の島博物館での表彰式が終わり、御所浦港に移動しました。乗船券を買おうとしましたが、乗る予定の栄久丸が今日は動いていません。表彰式で人数も増えているので、様子を見ることに。その間に、しおさい館でお土産を選びながら、出航の時間を待ちます。
人数が多かったので定期船には乗れず、海上タクシーで帰ることになりました。直行なので早いですが、少々割高です。
棚底港に戻ると、車に乗り換えて本日の宿のある熊本市南区に向かいます。
5日目の宿泊地 熊本県南区御幸笛田
5日目の宿は熊本市御幸笛田のホテルだよ
ロフトベッドがあるのが嬉しいね!
本日は80km移動、ここまで1520km
棚底港から北上し、知十ICから松島有料道路に乗ります。宇土半島では北側のR57を東に進み、途中道の駅宇土マリーナおこしき館に寄ります。ここでオフィシャルなお土産を買います。渡す目的ならば目的地またはその近くで買うのが鉄則ですが、隣接エリアのお土産も結構普通に買えるので、のんびり探せるところがいいでしょう。ここでは天草名物タコせんべいと車エビポテチなどを買いました。
暑いトランクに入れて運ばなければいけないので、溶けない煎餅系がいいですね。また、帰りの道中に色々と買えるチャンスがあるので、初手では余り悩まずザックリ買うのがコツです。余ったら自分たちのお土産にして食べればいいんですから。
途中、味千拉麺に寄って夕食を食べます。この店は熊本ラーメンとして歴史が古く、海外展開もしている地元グルメです。子連れでも入りやすい広々とした店内、提供も早く好印象。麺は自社製造ですが、これは好みによりますね。スープはメニューも何通りかあり、どれも美味しかった。その後「鶏家(とりんち)」に寄り、鶏の炭火焼きとから揚げを買いました。
本日の宿コンフォートホテル熊本御幸笛田に到着すると、慣れたもので父がチェックイン手続きをしている横でウェルカムドリンクを作り始める子供たち。待ち時間にちょうどいいのでしょうね。部屋にはロフトベッドもあり、なぜか上に上がりたがります。
少しの荷物整理のあと、鶏家の肉を食べました、旨い!量もすごくてお腹パンパンになりました。
6日目 1518km ~ 1571km 幣立神宮 ~ 1602km 天岩戸神社 ~ 1776km 太宰府 ~ 1814km宗像泊
本日の行程は、まず高千穂方面に行って幣立神宮と天岩戸神社東本宮を参拝します。そのあと道の駅通潤橋に寄ってランチとお土産選びをしたのち、山都通潤橋IC→(E77九州横断道)→嘉島Jct→(E3九州道)→筑紫野ICの経路で太宰府天満宮を参拝。須恵スマートIC→(E3九州道)→古賀ICの経路で宗像の宿に泊まるという行程です。
幣立神宮 熊本県 山都町
幣立神宮に着きました。ここは最も古い神社と言われているんだ。
神漏岐命、神漏美命、大宇宙大和神など、他所では見ることのない主祭神を祀っているよ。
荘厳で重たい、なんとなく異質な雰囲気のここへは、いろいろ知った上で来るととても興味深い!
幣立神宮、ここはかれこれずっと物凄く気になっていたところです。伝説上の神社のような、まさか自分がここに行ける日が来るとは。そんな憧れの高嶺の花のところなので、具体的な場所を調べてなかったのですが、高千穂方面に行く途中にあるというのもなんか納得です。
駐車場に車を停め、鳥居をくぐると参道の階段が結構な長さで上に続いています。8割くらい登ると、二つ目の鳥居があり、その向こうに日本の旗を左右に掲げた拝殿が見えてきました。また、一つ目の鳥居の神額には『幣立神宮』だけが書かれていますが、二つ目の鳥居には『高天原 幣立神宮』と書かれています。二つ目の鳥居の横には『高天原』と書かれた大きな石碑が。
金文字で書かれた『高天原』の横には『大和民族の故郷』の文字。「おや?」と思いました、大和民族とは?もう一度調べてみなくちゃ。
二つ目の鳥居をくぐると手水舎がありますが、拝殿の方に気を取られて気が付きませんでした。階段を登った先にも手水舎があるので気が付いたのは帰りです。ここにはいろいろなことが書かれた看板が多くあるので、予備知識をある程度習得しておかないと勿体ないです。天御中主大神(アメノミナカヌシ)が最初の神と一般的には言われますが、ここではその前に大宇宙大和神(オオトノチノオオカミ)、さらにその前に神漏岐命(カムロギ)と神漏美(カムロミ)命の名前があり、それに天照大御神を合わせた五柱が主祭神です。
またこの付近が神武東征発輦の地のようです。いずれにせよいろいろ調べたくなることばかりです。
高千穂神社 天岩戸神社 宮崎県 高千穂町
高千穂神社は本殿がとにかく立派!前回良く見れなかったので、今回はしっかり見よう!
観光バスで日本人のみならずたくさんの参拝客がいました、一大観光地です。
天岩戸東本宮はメインの西本宮に比べ見どころは少ないけど落ち着いてるよ。
荘厳ですが柔らかく明るい雰囲気が漂う、天照皇大神を祀る本殿があるのがこちらの東本宮なんだ。
高千穂神社の拝殿前には茅の輪が常設されてるので、クルクル回って参拝します。その奥の本殿は拝殿の右から回り込むと良く見えます、ホントに立派、五間社流造の本殿建築とのことです。
天岩戸神社東本宮に着きました。天岩戸や天安河原は西本宮の方なので、東本宮は西本宮を見てからの方がいいでしょう。こちらは天照皇大神を祀る本殿と、その奥に御神水と七本杉があるだけです。が、穏やかで落ち着いきつつも厳かな雰囲気は東本宮ならではのものです。暗い拝殿の向こう、本殿に鎮座する鏡は天岩戸伝説を想起させます、必見!
天岩戸神社の西本宮には去年参拝し、天岩戸も神職に案内していただきました。天安河原も見てきました。台風と追いかけっこのようなタイミングだったので、天安河原を見たあとかき氷を食べていると雨が降り出しました。駐車場に着いた頃にはかなりの強さで本降りになってきたので、お土産を買って東本宮は諦めて先を急いだという経緯があり、今回東本宮に来れて本当に良かった。
ちなみに去年西本宮入口のお土産屋で『古事記すごろく』を買ったのですが、これが思った以上に好評で、いまだに遊んでいます。神様の名前がたくさん出てくるので、子供たちにとっても神社の参拝が身近になります。神話と遊びと現存する遺跡や神社、これらが繋がって楽しさは倍増、ロマンが溢れます!
太宰府天満宮 福岡県 太宰府市
九州国立博物館に着き…休館日?!しまった!!
仕方ないので次に行く太宰府天満宮を、摂社や末社もシッカリと参拝します。
広い門前町では梅が枝餅をはじめ多くの店が軒を連ねていたよ、余裕をもって楽しめた!
九州国立博物館に行けるチャンスだったので予定に組んだのですが、月曜が休館日だと忘れていました。8泊9日の旅行なので、計画を組むのも本当に大変で、閉館時間や入場料の確認で精いっぱいです。予定していた駐車場が使えないので別の駐車場を探します。
なお、九州国立博物館と太宰府天満宮は『虹のトンネル』という直通の通路で相互にアクセスが可能です。
停めた駐車場から拝殿へは参道を通らず横から入ると、樹齢千年以上と言われる大楠が出迎えてくれました。太い!拝殿の、多くの参拝客を受け入れる余裕の広さは圧巻!緑に覆われた屋根と黒で統一された柱や壁は、明るい木材の賽銭箱と相まってモダンなアートのような雰囲気です。本殿は124年ぶりに大改修中とのことで見られず、悔しい。
とは言え、その拝殿は本殿が完成するまでの仮殿なんだとか。今しか見られないのであればこっちの方が貴重なのかも?2026年頃に完成するらしいので、そのころまた九州国立博物館と本殿を見るチャンスが来る、今回の休館日はきっとそのフラグです!
拝殿の右を奥に進むと摂社や末社、石碑に相輪橖(そうりんとう)に夫婦樟などがあります。キレイな休憩所もあるので一息つきました。拝殿に戻ると、参道を戻ります。赤く立派な楼門をくぐり、風鈴が飾られた参道を戻ると心字池に掛かる太鼓橋を渡ります。しばらく進むと参道は90°曲がり、鳥居を抜けると門前町です。梅が枝餅を食べました。
6日目の宿泊地 福岡県 宗像市
6日目の宿は福岡県宗像市のホテルだよ
地元で展開してるしゃぶしゃぶ屋が徒歩圏内なのが嬉しい!
本日は300km移動、ここまで1820km
ホテルに到着し、一息ついたら歩いて食事に出かけます。宗像を走る国道3号線沿いにあるので、道路沿いには大型店舗が数多く立ち並んでいます。道沿いに5分ほど歩くと地元で展開するしゃぶしゃぶレストランの『露庵』に着きました。いわゆる食べ放題スタイルの店ですが、さすが福岡、もつ鍋にすることも可能です。具材だけでなく、いろんな料理もあるので食べ飽きませんし、子供も喜びます。なお、肉も自分で取りに行くスタイルです。
本日のホテルはコンフォートホテル宗像、昨日と同じ系列なので、ロフトベッドがありました。ダブルとロフトのシングルで、割とゆとりのある寝方ができますね。
7日目 1814km ~ 1880km 下関水族館 ~ 1966km 防府科学館 ~ 2126km 東広島泊
本日の行程は、宗像のホテルから一般道を南下して若宮ICからE3九州道に乗ります。新門司ICで高速を降り、関門トンネルを通って本州に上陸、しものせき水族館『海響館』に寄ります。そこから下関IC→(中国道)→下関Jct→(山陽道宇部下関線)→宇部Jct→(山口宇部道路)→嘉川IC→(国道2号)→山口南IC→(山陽道)→防府西ICの経路で防府科学館ソラーレに寄ります。そのあとは防府東IC→(山陽道)→河内ICを通って広島空港の近くのホテルに泊まる、という子供たちが遊びまくる一日です。
下関水族館 海響館 山口県 下関市
しものせき水族館『海響館』に着いたよ。
ここはかなり大きな水族館だね、さすがフグの展示に力が入ってる!
平家ガニやシーラカンスの標本も珍しい、他所とは違った展示が楽しい。
アコヤ貝の真珠取り出し体験もしたよ、世界に一つのアクセサリーは宝物!
関門トンネルはETCが使えませんが、これは事故防止を目的に確実に一時停止させるため、らしい。たしかに何かあったら片側1車線のトンネルでは怖いです。観光客は素直に関門橋を通るのが交通集中を防ぐので良いでしょう。でもやはり一度は通ってみたい日本の建設技術とその歴史の現存する証拠です。
海響館は想像以上に大きく、江ノ島水族館や葛西臨海水族園クラスの水族館です。入り口を入ってすぐ、砂で出来た直径2mほどのミステリーサークルが飾られています。魚好きの間ではそこそこ有名なフグの産卵床で、『アマミホシゾラフグ』のものです。横に年表が掲示されており、発見が1995年、ダイバー目撃が2011年、新種登録が2014年という非常に最近のことらしい。さすが下関、フグには強いです。
全体的に他所とは違った特色のある展示の傾向です。平家蟹も実物を見たのは初めてですし、エイの尻尾のトゲを触れたり、ハリセンボンが針千本なのか検証してみたり、いろんな種類のフグを見れたり。
また、アコヤ貝から真珠を取り出す体験もしてみました、もんポコ共に初めてです。ポコちゃんは綺麗な球体の真珠を取り出し、もんちゃんは突起が一つ付いた真珠でした。それをアクセサリーにして、お店では買えない世界に一つだけのものが完成、宝物です!真円じゃなきゃ価値が下がる?仕入に来たわけじゃないっスよ。自分のために買うお土産は、その旅を思い出すための重要アイテムです。よそでは買えないものほど、価値があるんじゃないでしょうか?
防府科学館ソラーレ 山口県 防府市
防府科学館ソラーレに来ました。
太陽望遠鏡のある科学館だよ。体験型の遊べる科学装置が楽しい!
小さい子にとって、ボールが転がるだけでも楽しいのだ。
理屈を無理に教えなくても、現象を覚えるだけでも価値がある!実体験は値千金!
海響館を出た後、王司PAに寄って昼食をとりました、安くて結構美味しい。4人とも何らかの定食を頼みましたが、合計\3250、平均で812.5円はこの時代には有難いですね。みんな満足で満腹!
防府科学館ソラーレは、太陽望遠鏡が一番の目玉です。週末の晴れた日には一般公開もされるそうです。リアルタイム映像はモニタにて上映されています。子ども受けは・・・、イマイチかも。フレアが見れますよ。
展示系の科学解説系は子供にとっては興味の対象ではないことが多いです。虫や動物のはく製には興味を示す場合がありますが、自分の知っている物か、とんでもなくインパクトがあったり変な姿だったりに限られますね。自分で動かして何かが起こるものは興味MAXです。丁度いい難しさであることが重要なのですが、ここソラーレはその塩梅が良い方です。
7日目の宿泊地 広島市 河内町
7日目の宿は広島空港の近くのホテルだよ
ベッドが3つの広い部屋に、大浴場温泉付き。疲れが癒される~
本日は310km移動、ここまで2130km
本日の宿がある広島空港の近くへは山陽道を河内ICで降りてすぐなのですが、そのエリアには食事ができるところがほとんどないので、その手前の小谷SAにて夕食を食べました。また、ここでもお土産を買いこみます。
本日の宿はエリアワン広島ウイングで、TheSpaShion"獅温"という温泉が併設されており、これも利用できます。部屋は3台のベッドがある三角形のような部屋で、広い。クロゼットも家の押し入れくらいの広さと奥行きがありました。いわゆるエアポートホテルは広い傾向にありますよね、私個人の統計ですが。
温泉施設の『獅温』は獅子伏温泉で、天然のラドン温泉です。大浴場はもちろん、ジェットバスや露天風呂など湯船の種類も多く楽しめそう…なのですが、ポコちゃんは熱いお湯が苦手なので入れる風呂を選びます。父はジェットバスで腰や脚を可能な限りほぐして、疲れを癒します。風呂から上がり、キンキンに冷えたビールも疲れた体に染み入ります。最高!
8日目 2126km ~ 2138km 竹原 ~ 2262km 吉備津神社 ~ 2529km 太郎坊 ~ 2574km 近江八幡泊
本日の行程は、広島空港近くのホテルから南下して竹原の街並み保存地区を見たのち、河内IC→(E2山陽道)→岡山Jct→(E73岡山道)→岡山総社ICの経路で吉備津神社を参拝。吉備スマートICから吉備SAに入りランチを食べたのち、→(E2山陽道)→神戸Jct→(E1A新名神)→高槻Jct→(E1東名)→蒲生スマートICの経路で太郎坊阿賀神社を参拝。近江八幡駅前のホテルに宿泊、という行程です。
竹原町並み保存地区 広島県 竹原市
広島の竹原に来ました。このエリアは歴史的な町並み保存地区で有名なんだ。
早めに出たから八時半頃に着いたよ。人気のない古い街並みは最高!
ウイスキーの竹鶴もここなんだよね。カニさんもいました。
広島空港近くのホテルを朝7時半ごろに出発したので、竹原町並み保存地区の新町市営駐車場へは8時10分くらいに到着しました。そこから徒歩で数分歩くと国選定重要伝統的建造物群保存地区に到着します。まずは竹鶴邸を目指します。駐車場南の橋を渡って突き当りが竹鶴酒造です。そこを左折すると素敵な古い町並みが全開です!まだ早い時間なので観光客はおらず、のんびり堪能できました。
道端にカニがいました、子供たちは大喜びです。古い町並みは正直なところ予備知識がないと「この街昔っぽいなぁ」くらいの感想で終わりがちです。なので、子供たちにイロイロと教えたり探させたり、これなんだのクイズを出したりして楽しさを絞り出しながら、飽きさせないようにするのも親の仕事です。カニのような隠れキャラは子も親も嬉しいです、助かります。
吉備津神社 岡山県 岡山市
岡山県の吉備津神社に来ました。
駐車場の目の前、キビ団子を売る店にはでかでかと桃太郎の看板が!
木造建築の厚みが圧巻な拝殿の向こうには、特徴的な屋根の本殿が続きます。
広い敷地には見所がたくさん。暑さに気をつけなくちゃね
山陽道を岡山Jctで岡山自動車道に乗り換えて岡山総社ICで高速を降ります。のどかな風景の中をしばらく走ると、吉備津神社が見えてきました。
駐車場に車を停めると、目の前のキビ団子屋には『桃太郎』の看板が掲げられており、子供たちに「桃太郎の神社だよ」と告げると多少は興味を持ったようです。正確には『吉備津彦命が温羅を退治した』という伝承が桃太郎のベースらしいですね。
拝殿・本殿までは階段を登らなければいけないのですが、途中には赤が鮮やかな北随神門があり、さらに進むと木造建築の重厚感がこの上ない拝殿に包み込まれるように導かれます。その厚みと言うか存在感は圧巻です。
拝殿を左に行くと本殿を眺めることができます。大吉備津彦大神を祀る本殿の比翼入母屋造は国内唯一とのことで、確かに他所では見たことのない形です。
お守りなどを販売している中に、桃太郎関連の物も置いてあるので、ここが「桃太郎の神社」というのはウソではないですね。
太郎坊阿賀神社 滋賀県 東近江市
太郎坊阿賀神社に来ました、山の斜面に建てられた神社だよ。
長い階段を上り銅鳥居を抜け、岩の間を進むとようやく本殿が現れるよ、凄いところに建ってる!
太郎坊とは天狗の名前で、お願いすると勝利を授けてくれるみたい、頑張らなくちゃ!
多賀神社にも行ったよ、太鼓橋とよばれるそり橋は一見の価値ありだね
太郎坊は阿賀神社でナビにルート設定したせいか、違う場所に案内されました。たどり着いたのは波穂神社。でもここでは貴重なものを見ることが出来ました。その形状はこれまで見たことがなかったので、参拝の際には本殿もよく見るといいですね。
あたらめて太郎坊でルート設定し、辿り着きました。近づいていく際に、山の中腹に見えてきます。車でその見えた建物付近まで行き、そこから100mほど階段を登ると本殿があります。途中に拝殿、その先に銅鳥居があり岩の崖の間を通り抜けるとようやく本殿に到着です。本殿内は撮影禁止なので実際に行って見てくるしかありません。御祭神は正哉吾勝勝速日天忍穂耳命です。それにしても凄いところに建っています。
本殿を参拝したら来た道を帰らずに下り階段で先に進みます。それが裏参道で、一周回って戻れます。途中、一願成就社、七福神の石像、河童の手水舎などがありました。車に戻る前に、太郎坊願掛け天狗が持つ神威玉を触って天狗さんの力をいただいてききました。
次に多賀大社へ行きました。参道のそり橋が特徴的です。そり橋?太閤橋?太鼓橋?正しくはどれ??この橋付近の看板には『町指定文化財 多賀大社の「そり橋」』との見出しに続き、『太閤秀吉が当社に寄せた信仰から、「太閤橋」とも呼んでいるが、実際には「太鼓橋」である』と書かれています。なので、橋の名前は「太鼓橋」が正しいようです。境内全図には「太閤橋」と書かれていますが。では「そり橋」とは?これは弓状に膨らんだ形の橋の種類の呼称で、吊り橋や鉄橋などと同列の言葉ですね。
2018年に来たときはこの橋、渡れました。注意書きの看板には「反橋を渡るときの注意」が書いてありましたが、今は封鎖されており看板も布で覆われて見えなくされています。もんちゃんは1歳9ヶ月のときにこの橋を渡ったことがあります。
8日目の宿泊地 滋賀県 近江八幡
8日目の宿は琵琶湖東岸の近江八幡市、その駅前ホテルだよ
居心地の良い個室居酒屋で旅行最後の夜を楽しみました!
本日は450km移動、ここまで2570km
本日の宿もコンフォートホテル近江八幡です。ここは普通のツインの部屋ですが、奥行きに少しゆとりのあるタイプの部屋です。
夕食には近江八幡駅前の居酒屋「ごきげんえびす」を選びました。ゆとりのある個室に案内されると、肉系の料理をメインに注文し、エビスビールを堪能します。ビール好きには嬉しいタイムサービス的なものもありました。この店は九州料理が売りらしく、この度最後の晩の食事として文句のない幸せな時間を過ごせました。
9日目 2574km ~ 2694km 各務原 ~ 2731km 名古屋 ~ 2973km 帰宅
本日の行程は、近江八幡から蒲生スマートIC→(E1東名)→一宮Jct→(E41東海北陸道)→岐阜各務原ICの経路で『かがみはら航空科学博物館』を見学します。その後、岐阜各務原IC→(E41東海北陸道)→一宮Jct→(E1東名)→一宮IC→(名古屋高速16号)→明道町ICの経路で名古屋駅付近のあんかけスパ屋でランチ、そこから本来は竹島水族館を見てからの帰宅予定でしたが、これは寄らずにE2A新東名で帰りました。
各務原航空科学博物館 岐阜県 各務原市
かがみはら航空科学博物館に来ました
航空機や宇宙系の展示がスゴイ、博物館に近い科学館だよ
飛行機の操縦シミュレータや航空機デザインなど遊べるものもちゃんとあったよ
実物は何もかもがデッカイ、実際に見るとやっぱ違うね!
開館時間は10時からなので、東海北陸道の川島SAに寄って休憩します。かがみはら航空科学博物館に着くと、外にはタンデムローターのヘリ 川崎V-107A、国産輸送機のYS-11A、救難飛行艇 新明和US-1A、対潜哨戒機 川崎P-2Jの4台が展示されていました。ヘリの羽根の実物を初めて見たポコちゃんはその大きさに驚いていました。
中に入ると航空機基本の第一歩、ライトフライヤー号があり、その先にはゼロ戦の模型や飛燕が展示されていました。しかも設計者の堀越二郎とゼロ戦試作機の検討経過を描いたノートはヤバい、私も元エンジン制御のエンジニアですから、こういうのはアツいです!
そこを抜けると広大な展示空間に出ます。まず先に奥に進みフライトシミュレータの予約をしておきます。予約時間まで展示されている本物を見たりするのですが、後ろだったり下だったり機首の機関砲の中だったり、写真では見られない所をじっくり見て楽しみます。
航空機のデザインシミュレータや、羽根に風を当てて揚力を試す装置などの体験型のものもいくつかあり、もんポコ二人ともいろいろ試して楽しみました。フライトシミュレータは操作が少々難しく、子供だけでは厳しいですね。
二階には宇宙関連の展示があり、ISSやハヤブサ2、キュリオシティなどの火星探査車の模型にはワクワクしますね。また、カミオカンデの光電子倍増管の実物もありました、一人で感動です。
あんかけスパの店 愛知県 名古屋市
名古屋のあんかけスパをランチに食べたよ
もう一か所行く予定だったけど、もんちゃんが疲れちゃったので帰りました
お家に着いたあとは、荷物を運んだり結構大変!
お昼は名古屋であんかけスパを食べます。これは我が家の恒例行事で、西に旅行に行った帰りはいつもこれです。店も同じところで、もうかれこれ十年以上は通っています。安定の味。
あんかけスパも昔はイロイロな店を試してみましたが、最終的に自分の好みの味、麺の太さや柔らかさ、トッピングの好みはどれなんだという、最終的には自分と向き合う探求の旅びになりますね。その果てに、自分好みの店とメニューにたどり着ければ。
ランチの後、本来は竹島水族館に寄る予定でしたが、もんちゃんがちょっと調子悪そうなのでこのまま帰ることにしました。熱中症の症状が出てきたので、無理はいけません。しらべてみると『じわじわ型熱中症』というのもあるようで、そのとき大丈夫のように見えてもダメージは蓄積されていてキャパを超えると発症するという。車も日が射す方に乗っていると厳しいですから、大人がシッカリ配慮しないといけませんね。
9日目の宿泊地は自宅です 静岡県東部
本日は400km移動、ここまで2970km、ほぼ3000km!
行く先々でお土産を買って帰れるのが車の旅の良いところだね、たくさん買ったよ
また来年も行けるといいね、本当に楽しかった9日間でした!
おうちに帰ってきました。旅行に行く前に冷蔵庫の中をほぼ空っぽにしてきたので、帰宅前にスーパーに寄ります。行き慣れたスーパーは旅の幻想から現実に引き戻しそうですが、車の旅では結構スーパーに寄ってホテルで飲み食いをするビールや食べ物を買うことがありますので、まだ現実には戻されません!
夕飯用のお肉や牛乳などを買いましたが、トランクはギリギリでした。いろんなものが満載です!
今回の旅は全行程2973km、8泊9日の旅。前半は初日に530km,2日目は370km,3日目は290km,4日目は230km,5日目は20kmで計1439km。後半は5日目に80km,6日目に300km,7日目に310km,8日目に450km,9日目に400kmで1534kmでした。高速メインの移動であれば500kmくらいは大丈夫ですね。ジャンクションの乗り換えが多いと疲れますが、事前に調べておくと余裕が持てます。意外と面倒なのが片側1車線の地方の高速道路ですね、他の車の影響が大きいので。お気に入りの安全運転お守りステッカーを貼って、無事にカエル!これが大事です。
旅の総括
静岡県からスタートし、行きに通過した県は愛知→三重→奈良→大阪→兵庫→鳥取→島根→山口→福岡→大分→熊本の11府県、兵庫・島根・大分・熊本の4県に泊まりました。帰りは熊本→宮崎→福岡→山口→広島→岡山→兵庫→大阪→京都→滋賀→岐阜→愛知→静岡の13県で、行きに通ってないのは宮崎・広島・岡山・京都・滋賀・岐阜の6県です。泊ったのは熊本・福岡・広島・滋賀の4県ですね。
つまり、全行程で17の府県を通り、7の県に泊まりました。2ヶ所の水族館、2か所の科学館、2ヶ所の博物館・美術館、神社遺跡は20ヶ所以上、自然や景観が6ヶ所、温泉は3ヶ所。上出来じゃないでしょうか。
今回の旅は神武東征にまつわるところが多いような。発輦の地の幣立神宮、東征の途中で寄った宇佐の一柱騰宮、神武天皇が危機に陥ったときに授けられ助けられた霊剣『布都御魂』は石上神宮の主祭神ですし、布都御魂は武御雷が国譲りの際に使ったとされる剣で、これは大国主の出雲大社・稲佐の浜が舞台ですし。大国主といえばその和魂・奇魂として力を貸してもらった大物主、これは大神神社の御祭神です。大物主の妻は倭迹迹日百襲姫なので箸墓古墳ですし、疫病で困った崇神天皇は大物主に助けられましたが、崇神天皇の墓が行燈山古墳です。
旅行計画を立てたのが私(父)ですから、行きたいところに行くのは当然ですが、子供たちが何か興味を持ったときにそれと関連のある場所や物事を実際に見せておくことが大事だと思っております。私的にも大満足の旅でした!
一般社団法人ピンタニーニャ・プログラミング学習協会
最後まで読んでいただきありがとうございます