ポコちゃん6歳 天草のコンクール金賞(前編) で のぼる階段




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2024年8月、ポコちゃんが6歳のときに描いたダコサウルスの絵が「天草市立恐竜の島博物館」主催の第26回恐竜絵画コンテストで、幼児の部において金賞に選ばれました。
2021年、2023年に続き3回目の天草訪問チャンス、表彰式という理由があれば・・・、これは行くしかない!日本の西側で見てない所や再確認したいところを巡るため、今回も遠路はるばる車で行くことにしました。

こちらは表彰式の前、前半のお話です。後半のお話はこちらからどうそ。

 

行きの行程

1日目:奈良・纏向遺跡→姫路泊
3日目:宇佐の旧友を訪ねて→安心院泊
5日目:御所浦島をEVで探検→表彰式

2日目:鳥取砂丘、出雲大社→浜田泊
4日目:永尾劔神社、シードーナツ→天草泊

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 熊本県天草、御所浦島の恐竜の島博物館で2024年8月に開催された『第26回恐竜絵画コンテスト 表彰式』に参加しました。 8泊9日、車の旅。上記旅行記プログラムの内容を詳しく書き綴っていきますので、どうぞお付き合いください。

 

1日目  0km ~ 360km 纏向遺跡 ~ 529km 姫路泊

Goshoura-MAP

 愛鷹スマートICからE1A新東名に乗り、亀山から名阪国道を通り奈良県の天理市へ。いわゆる『山の辺の道』を南下しながら神社や古墳を巡ります。

天理

石上神宮~黒塚古墳 奈良県 天理市


 最初に寄ったのは奈良の天理。神社や古墳を見たよ。
七支刀の石上神宮、行燈山古墳・黒塚古墳を見たよ。
黒塚古墳は上に登れるから、古墳の高さが実際に分かる貴重な史跡だね!

 山の辺の道の最初に行ったのは石上神宮です。布都御魂大神を祀る、七支刀で有名な神社です。交通安全のステッカーはココのものが一番かっこいいのではないかと思っています。
 次に行燈山古墳と黒塚古墳を見てきました。行燈山古墳は時間が泊まっているかのような、とても綺麗で別世界のようなところでした。黒塚古墳は公園になっており、古墳そのものに登ることができます。前方後円墳の方と円、どちらが高いか?実際に登ってみて分かるのは貴重な体験です。

箸墓古墳~大神神社 奈良県 桜井市


 次に桜井市の箸墓古墳と、大神神社に行ったよ。
箸墓古墳はヒミコ様のお墓と言われているんだ、本当なら素敵!
大神神社は大物主大神を祀る日本最古の神社のひとつだよ。
箸墓古墳に眠る倭迹迹日百襲姫(ヤマトトトヒモモソヒメ)は大物主大神の妻なんだって!

桜井市纏向遺跡

 柳本から南に進み桜井市に入ると、箸墓古墳を見に行きます。実は去年も行っていますが、箸墓古墳に寄ってから大神神社に行ったらとんでもないピンポイント豪雨に遭遇したので、色々伝説のある妻の倭迹迹日百襲姫を夫の大神神社の大物主大神の元へ連れて行ったのが原因じゃないか?近づけまいとする拒絶の雨なのか、喜びの涙の雨なのか。などと楽しい妄想をしていたのでその確認も兼ねての再訪です。箸墓古墳自体はそれほど見どころはありませんが、足を運ぶことが重要なんじゃないかと思っています。

 その後すこし南下して大神神社へ。前回のこともありますから人数分の合羽を用意して参拝に向かいます。
 前回は拝殿でお参りをした後くらいから大雨に遭い、狭井神社には行けたものの大雨のせいでろくに見れなかったので、今回はその奥にある薬井戸で御神水を飲むことができました。

姫路ホテル

1日目の宿泊地 姫路市 夢前橋


 1日目の宿は姫路夢前橋のホテルだよ。
去年も泊まったから安心だね!
ここまで530km

 奈良から京都大阪エリアを抜けて姫路まで移動します。この間約140kmあります、結構遠いし、都市部の混雑やジャンクションの迷路は普段以上に神経をすり減らします。
 当初の予定では平城京を見てくる予定でしたが、ここまでで十分満喫したので、有名どころはまた行くチャンスもあるだろうということで無理せずに宿に向かいました。天理からE25名阪国道に乗り、松原JctからE26近畿道を北上。途中、吹田Jctを過ぎ万博記念公園の太陽の塔を右手に見る頃には中国道に変わっています。神戸JctでE2山陽道へ乗り換え、山陽姫路西ICで高速を降ります。そこから南に下ると夢前橋に到着。本日のホテルは橋のそばです。

 

2日目  529km ~ 641km 鳥取砂丘 ~ 808km 出雲大社 ~ 901km 浜田泊

Goshoura-MAP

 姫路から北上し山崎ICでE2A中国道に乗り、佐用JctでE29鳥取自動車道に乗り換えます。片側一車線且つ途中で一般道を挟む鳥取道を北上して鳥取ICで降り、北北東に進むと本日第一の目的地、鳥取砂丘に到着しました。

鳥取砂丘・砂の美術館 鳥取県 鳥取市


 鳥取砂丘に着きました、砂が熱い!
砂の美術館は去年のコンクールで優秀賞を獲ったので来てみたかったんだ。
毎年展示作品が変わるんだよ、今年はフランス展。並んだ砂像は大迫力!

 鳥取砂丘の目の前に広がる砂の大地に子供たちはおどろいていました。海の方に見える小高い丘を目指して進みましたが、焼けた砂が熱い!砂の入らないブーツなどで行かないとダメですね、そもそも真夏に行くなら遠くまで行かない方が良いです。

 次に砂の美術館に移動しました。昨年のコンクールで姉のもんちゃんが優秀賞を獲っているので、そのことも報告。受賞作品集も見てもらい、昨年展示されたもんちゃんの作品を覚えていてくれたのは嬉しかったです。
 砂の美術館は毎年展示物が変わるようです、今年はフランス展。巨大な砂の造詣が圧巻です、想像以上に大きくて、想像以上に精巧に作られています。それが所狭しと何体もあるのだから、これは見る価値のある、行って良かった美術館です。

 見学を終えてお土産を買ったら出雲大社に向けて出発です。途中、道の駅『西いなば気楽里』によってランチと足湯を楽しみました。売店で売られている鮮魚が信じられないくらい安い!

稲佐の浜~出雲大社 島根県 出雲市


 道の駅 西いなば気楽里(きらり)でランチと足湯を楽しんで、
稲佐の浜で砂を取ってから出雲大社へ行ったよ
主祭神の大国主は大神神社の大物主の力を借りて国造りを達成したんだよ。
本殿の奥には素戔嗚尊の偉大なパワーも!

 稲佐の浜に着くと、弁天島の辺りで砂を採取します。それを持って出雲大社へ。巨大な注連縄を張った拝殿、威風堂々たる本殿、周りを取り囲む摂社の数々。またここに来られたことを感謝し、大いなるパワーをもらってここを後にしました。
 その後は浜田まで移動して宿泊です。地元の魚介や地酒を美味しく楽しんで、二日目は終了です。

2日目の宿泊地 島根県 浜田市


 2日目の宿は島根県浜田市駅前のホテルだよ
石見銀山から西へ約50km、岩見神楽が有名だよね!
本日は370km移動、ここまで900km

 E9山陰道を西に進み浜田まで移動、本日の宿に着きました。浜田は岩見神楽で有名で、駅前には岩見神楽のからくり時計があります。時間になると動き出すので子どもが喜びますね。近くの居酒屋では個室に通してもらい、地元の魚介や地酒を美味しく楽しんで、二日目は終了です。

 

3日目  901km ~ 1081km 関門橋 ~ 1175km 宇佐神宮・一柱騰宮 ~ 1189km 安心院泊

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 浜田から小間切れのE9山陰道を西に進み、萩で進路を南に取り、美祢ICでE2A中国道に乗ります。途中壇ノ浦SAに寄って関門橋を見ながらランチを楽しみました。

 九州に上陸し、E3九州道を進み北九州JctでE10東九州自動車道に乗り換えます。宇佐ICで高速を降り、宇佐神宮の近くに住むママの旧友を訪ねます。とその前に、化粧井戸と凶首塚古墳を見ておきます。道が細く駐車場もなさそうなので去年の参拝時には見ることを断念したのですが、今回は時間に余裕があること、最悪スルーして友人宅に車を停めればいいので安心してチャレンジできますね。

宇佐神宮 大分県 宇佐市


 本州の端、壇ノ浦SAで関門橋を見ながらランチ。九州が見えたよ
今日は大分に住むママの昔の友達に会うことになってるんだ
その前に、化粧井戸と凶首塚古墳を見ておいたよ

 ママの旧友宅に行くと、子供たちは猫のコタロウに夢中です。宇佐エリアでは一柱騰宮巡りをしてみたかった父ですが、古臭い史跡よりもネコの方が良い子供たちの文句を受けつつ、まずは宇佐神宮へ。呉橋のそばに一柱騰宮があります。ちなみに去年も宇佐神宮を参拝していますが、本殿の改修工事中でその姿を見れず悔しい思いをしました。今年こそはと本殿に向かうと、見覚えのある防護ネットが…。今回も本殿の姿を見ることは叶いませんでしたが、【やり残しがあると、取り返すチャンスに恵まれる】ということがこれまでも何度かありました。なので、きっとまた来るチャンスがあるのでしょう。そう信じています。

一柱騰宮~妻垣神社 大分県 宇佐市


 宇佐神宮の一柱騰宮、和尚山の足一騰宮、妻垣神社の足一騰宮
三つとも『あしひとつあがりみや』と読む神武天皇の東征に重要な遺跡だよ
友達の家にはネコがいて、一緒にたくさん遊んだんだ
今日は宇佐神宮のお祭りの日なので、友達と一緒に行ったよ

 狭い道を抜けて和尚山の足一騰宮、安心院の妻垣神社と行きましたが、早く帰ってネコと遊びたい子供たちは車から降りません。それならそうと、父は単独行動で見て回ります。妻垣神社の厳かな感じはみんなにも見せたかったし、風鈴の音も美しかったので動画を撮ってみたのですが、酷暑の中でフル稼働のスマホは映像にノイズが乗りまくりで音しか記録できませんでした。

3日目の宿泊地 大分県 安心院


 3日目の宿は大分県安心院(あじむ)のホテルだよ
地元ファミレスJoyfulがホテルのレストランだったよ
併設の温泉に入れるよ、じっくり浸かって疲れを癒そう!
本日は290km移動、ここまで1190km

 この日は宇佐神宮のお祭りで屋台も出て花火も上がります。と、その前に涼しい部屋で猫のコタロウとたくさん遊ぶ子供たち。お祭りではかき氷を食べたりヒーローショーを見たり。
その後は安心院まで移動して宿泊です。ホテル併設のファミレスJoyfulで夕飯を食べ、併設の温泉施設でのんびり疲れを癒して三日目は終了です。畳の部屋にベッドが置かれた部屋でした。

 

4日目  1189km ~ 1349km 永尾劔神社 ~ 1392km シードーナツ ~ 1421km 天草泊

Goshoura-MAP Goshoura-MAP

 安心院からE10東九州道を南下し34大分道を西に進み、九重ICで降ります。阿蘇のミルクロードで絶景を眺めながら熊本へ。熊本ICから松橋ICまではE3九州道を使います。宇土半島を西に進み、道の駅「不知火」の少し先にある永尾劔神社に寄ります。

永尾劔神社 熊本県 宇土市


 阿蘇を抜けて熊本県宇土市『永尾劔神社』を参拝
「えいのおつるぎ神社」と読む、海の中に鳥居がある古い神社なんだ
第12代天皇の景行天皇を導いた蜃気楼で有名だよ
誰も知らない灯なので、『不知火』なんだって

 永尾劔神社はナカナカ古い神社で、興味深い歴史もあります。海の中に鳥居があり、海童神(ワダツミのかみ)様を祀っています。八代海に現れる蜃気楼が海で迷われた景行天皇を導いたという不知火伝説を受け継ぐ神社であり、境内から沖合に不知火を見ることができるそうです。
 そこから少し進んでランチを食べました。地魚が旨い!

シードーナツ 熊本県 天草市


天草に入り、海上水族館シードーナツに来ました
3年ぶりに行ったけど、入口周辺がすごくキレイになってた!
窓から海の中が直接見える、海に浮かぶ水族館だよ

 天草にはお昼過ぎに到着の予定でした。天草は御所浦島と潜伏キリシタンで有名な崎津地区以外には行ったことが無かったので、下島の西や北の島内観光でもしようかなと考えていましたが、あまりの酷暑なので屋内施設に変更です。そこで3年前に行ったことのある海上水族館のシードーナツへ行くことにしました。

 入り口付近が大幅に整備され、とても綺麗でモダンな雰囲気に変わっており、入口もリニューアルされていました。また、タッチプールも改善されており、以前はヒトデくらいしかいなかったのですが、淡水プールにドクターフィッシュがいたり、海水プールには触りやすい多種多様なヒトデや、もう一つのプールにネコザメや逃げ足の速い魚がいたりで子供たちで賑わっていました。

4日目の宿泊地 熊本県 天草市本渡


4日目の宿は熊本県天草の観光ホテルだよ
名物ウツボ会席、刺身がまろやかで美味しい!
本日は230km移動、ここまで1420km

 天草の本渡エリアにある昔ながらの観光ホテル『天草プリンスホテル』が本日の宿です。ウツボ会席プランで予約しました。入り口前の歓迎看板に『歓迎 〇〇様』と自分たちの名前を見つけて子供たちはテンションが上がってました。効果あるんですね、さすが観光ホテル。

  割と早めの到着だったので、温泉の大浴場は息子と二人で貸切状態です。窓の向こうには上島と下島を渡す橋が見え、最高です!
 食事は部屋の向かいの個室でのんびりと食べることができました。ウツボは湯引きなどで火が通ると少し硬いですが、刺身はしなやかでまろやかで美味しい!その他にも地魚の刺身の美味しかった。観光ホテルの食事なのでボリュームがスゴイ!お腹いっぱいになりました。

 

5日目  1421km ~ 1439km 棚底港 ~ 御所浦島探検 ~ 表彰式

Goshoura-MAP

 天草の本渡から棚底港に車で移動し、港の駐車場に車を停めて御所浦島行きの船『八りゅう丸』に乗ります。30分ほどで御所浦港に着きました。船を降り、まずは「しおさい館」に行きます。島内観光に関することはココに行けば大体なんとかなります。私たちはレンタカーを予約しておいたのでここでの手続きとなります。

 その前にしおさい館の人達と少しお話をしました。今回の目的が表彰式への参加で、御所浦島へは二度目の訪問なので化石を見たいとは事前のやり取りで伝わっています。子供たちの過去の受賞作品と、今回惜しくも選外となった姉もんちゃんの恐竜化石の絵をプリントしたTシャツを見ていただき、とても褒めてもらえました。
 そのあと恐竜の島博物館に行き、レンタカーの事務手続きを済ませて島内探検へ出発です!

アンモナイト館 御所浦町牧島


御所浦のレンタカーはEV、電気自動車なんだよ
島内探検の最初はアンモナイト館を見に来ました
巨大なアンモナイトが保管されているのが見れたよ、デカい!

 あまりにも立派なアンモナイトの化石なので、埋め立ての話があったときに大反対があったようです。そこで、このような館で保存することになったとのことです。直径60cmもある立派なアンモナイトの化石に、子供たちも興味津々です。

スフェノセラムスの壁 御所浦町牧島


スフェノセラムスの壁に着きました
斜面の壁では化石の跡をたくさん見つけられたよ
スフェノセラムスは貝の名前なんだって

 道から階段を上りちょっと進むと、岩肌むき出しの斜面が目前に広がります。少し登って足元をよく見ると、波紋状の模様を見つけることができますが、これがスフェノセラムスと言う貝の化石なんだそうです。一つ見つけると得意になり、姉弟でこぞって化石探しバトルが始まります。僕の方が大きい、私の方がたくさんなど、目の良さも相まってたくさん発見していました。

外平海岸の貝化石 御所浦町


外平海岸で貝の化石を見つけたよ、たくさんあるのでビックリ!
普通にごろごろ転がってる、スゴイなぁ

 島の東側に回り、外平海岸と言う通称化石海岸にやってきました。石がゴロゴロと転がる浜ですが、よく見ると石には丸い穴や波紋状の模様を見つけることができます。大きな石は重たいので、こぶし大くらいの化石の入った石を探します。これがナカナカ難しい。貴重すぎる化石の持ち帰りはダメですが、普通の化石なら持って帰っていいそうです。恐竜の島博物館に戻ったとき、拾った化石を見てもらいました。

表彰式 御所浦恐竜の島博物館


表彰式が始まるまでは恐竜の島博物館を見学したよ、圧巻!
表彰式が始まりました。弟は二年連続受賞、姉も2回受賞してます
そのあと審査員の先生とお話をして、船で帰りました

 恐竜の島博物館は元々『天草市立白亜紀資料館』がちょっと前にリニューアルしたもので、その変わりようはものすごいです。以前は古い学校のような施設で、展示もちょうど学校の文化祭のような教室をまたいで行われるような形でしたが、新しい恐竜の島博物館は本物の化石標本が鎮座し、量も質も圧巻でした。展示の仕方も色使いもカッコイイ!

 表彰式では弟ポコちゃんも2度目で慣れているのか、落ち着いて賞状を受け取っていました。成長したね、ポコちゃん!
 表彰式が終わると審査員の先生を呼び止めて少しお話をしました。去年の表彰式では展示会場のギャラリー四季から帰る途中で声をかけていただき、「また挑戦して、新しくなった博物館に行く」と宣言したので、今回その約束を果たせたことをまずはご報告です。
 姉弟の過去作品も見てもらい、「どれも描かされてる感がないのが良い、楽しく描いてるのが伝わる」と褒めてもらえました。


 さて、表彰式を終えたポコちゃん、賞状と記念品をたくさんもらいました。
 ここからは旅の後半戦に突入です。帰り道は何があるのか?受賞の御褒美はどこを見て回れるのか?まだまだ楽しい1600kmが残っています!
 長くなったのでこのページはここまで。この続きは後編で! 後半へ

 



 一般社団法人ピンタニーニャ・プログラミング学習協会


最後まで読んでいただきありがとうございます