宝石探し体験 で のぼる階段
2024年9月、宝石探し体験をやってみたいともんちゃんが言ったので、宝石探しができるところを探してみました。
栃木の那須にストーンパークがあったり、河口湖に石の博物館があったりと、何ヶ所か探し出せました。そこで今回は、静岡県富士宮市の奇石博物館に行ってみることにしました。
宝石わくわく広場 で 宝石探し体験
宝石探し体験で見つけた宝石を使って、宝石探しのプログラムを作ってみました。せっかく石の名前を調べたのなら、ゲームにして楽しみながら忘れないようにするのがカシコイ方法の一つですね。
Scratch(スクラッチ)で作った宝石探しゲームの動画です。キャラクター、背景はオリジナル、音楽はプログラムに演奏させています。全ての曲はオリジナルですが、宝石探し中の曲はパパが赤ちゃんの頃のもんちゃんと遊ぶときに歌っていたメロディーです。
宝石探し体験は、水の中にある小石の中からアメジストやアゲートなどの宝石・鉱石・岩石を探し出すアトラクションです。20分間で思った以上にたくさん取れました。取った石が何なのか、調べてみました。せっかくなので、ここに記録を残したいと思います。
宝石探しはこんな感じ 始めるまで
奇石博物館の宝石わくわく広場です。砂利が入った水槽から宝石を探します。画像の屋根付き解放エリアが屋外水槽で、その左に室内水槽があります。
始める前に 受付に並びましょう
連休最終日の朝からここに来ました。奇石博物館の宝石探し体験は9時オープンです。9時半頃に到着したときは駐車場も結構埋まっており、宝石探し体験の列ができていました。
待ってる間に宝石探しの解説が書かれた看板をよく読んでおこう。
宝石探し体験は土日祝日と夏休み・年明け・春休みなどの長期休みとゴールデンウィークなどの連休のみの営業で、平日や年末はお休みのようです。奇石博物館自体が水曜定休、平日は博物館のみの営業見たいですね。詳しくは公式サイトで確認できます。
通常の土日であれば1回30分で、繁忙期になると1回20分です。料金は変わりませんが、分当たりの単価が50%増になるって思うと悔しいので、混んでないときに行ったら33%OFFでオトクと思うようにしましょう。
今回9月のシルバーウィークに該当したので20分でしたが、腰痛持ちにとっては20分が限界かも?
時間を区切って案内されるので、おとなしく待ちます。こちらは大人2人、小学生1人、幼稚園児1人ですが、小学生以上が一般料金の600円、未就学児は幼児料金で300円です。2歳未満は無料のようです。
受付にて料金を現金(のみ)で支払うと、ビニール袋がかぶされた紙コップを渡されます。番号が書いてあるので、その番号を呼ばれたら体験終了です。
宝石探し! 浅く広くか、狭く深くか
細長い水槽の中に大量の砂利が敷き詰められています。その中から光り輝く宝石を探していきます。
探すのは子供が有利 身軽さと視力が武器
①中腰で砂利を掬い、②小さな宝石を探し、③それを取る。
①常にこの体勢、腰痛持ちにはキツイ!
②近くをじっくり見る、老眼にはキツイ!
③見つけた石を摘まむ、指が大きいと不利!
以上の理由で、もんちゃんの圧勝でした
逆に大人に有利な点は、遠くまで手が届くことと砂をかき出す力です。大人と子供が役割分担で協力しながらやると一番いいのかもしれません。とはいえ、最初は各々好きにやるのが良いかもしれませんね。
小さい紙コップで足りるのか?と思っていましたが、紙コップの半分も取れませんでした。水槽の砂利は意外と深くまであり、どうなんでしょうね、おそらく底の方にはあまりないような気がします。
減った宝石を補充することを考えると、深いところまで混ざるとも思えませんし。
今回たくさん取ったもんちゃんの作戦は、大物狙いの大人(小さい石が見えてなかっただけかも)の隣で、大人が捕り損ねた石を拾うというものでした。砂利を掘り返すまでもなく、表面にある宝石を見つけては取るという作業でした。目の良さを最大限に活かしましたなぁ!
採掘結果 量より質?大きさ?レア度??
宝石探しに慣れ、調子に乗ってサクサク見つけられるようになってきてしばらく経ち20分後になると番号を呼ばれ始めます。紙コップに書いてある自分の番号を呼ばれたらそこで終了です。
たくさん取れたよ いろんな種類のカラフル宝石
紙コップ半分くらい頑張って集めたよ!
お気に入りの宝石も見つかったよ
何の石が採れたのか、調べるのが楽しみ!
紙コップにかぶせてあるビニール袋を取り出し、すべて持ち帰ることができます。アルファベットが書いてあるサイコロ『賢者の石』を見つけた場合は、宝石と交換できます。もらえる宝石は書いてあるアルファベットによって変わります。
交換できる宝石
D:ダイヤ R:ルビー S:サファイア E:エメラルド □:ラッキークォーツ C:選べる宝石1つ M:自分の誕生石 B:今月の誕生石 L:日替メガクォーツ
あいにく今回は賢者の石は見つかりませんでしたが、いろんな種類のたくさんの宝石を撮ることができました。
取った宝石は 使ったり調べたりして楽しもう
専門家ではないので正しい分類かどうかは分かりませんが、調べてみた結果このような結果となりました。
これは違う?そんなことは重要ではありません。子供が採った宝石なんだから、どれも宝物に決まっています!商売をするわけでもないのだから、本人及び素人大多数が違和感を感じなければいいのです。
宝石の特徴・性質を知ろう 鉄系かどうか、とか
たくさん集めた宝石を種類ごとに分けよう
似ている宝石も多いから分けるのが大変!
磁石に付けてみたよ、くっつく石もあるんだね、不思議!
黒曜石の矢じりとか、そういう価値もあるんだね
採った石を分類する作業も楽しいです。紫色の石はアメジスト、透明な石はクリスタル。分かりやすいものなら良いのですが、ソーダライトとラピスラズリは色が似ていて見分けにくかったり、レッドアゲート/カルセドニー/カーネリアンはそもそも境目が曖昧だったり。でもそんな「どっちかなぁ?」も楽しいのです。
磁石を取り出して近づけてみるモンちゃん、突然ひらめいたようです。気分はDr.STONEのクロムさながら、素材への情熱が滾(たぎ)っています!磁石につく石とそうでない石があることを発見しました。
強力な磁石を常備しておくことは、子供の興味も強力にひきつけますね!
調べた宝石の名前はこのままだときっと忘れてしまいます。ならば、ゲームにして名前がチョイチョイ出てくるようにすると思い出しやすくなります。スクラッチで宝石探しのプログラムを組んでみました。近さと早さでスコアが上がるようにしてみましたが、何が大変だったかって宝石の絵を写真から切り出す作業は地味で目が疲れるコツコツ作業でした。
収穫 分かったこととか
調べて見て分かったことは、磁石に反応する石があること以外にも、用語や名勝についても覚えておきたいことがありました。わすれないように、ここにメモを残しておきます。
クリスタル:水晶のイメージがありますが、正しくは結晶、とくに透明な結晶を指すようです。
クォーツ:石英を指します。二酸化ケイ素、SiO₂でいわゆる水晶のことですね。
アゲート:メノウのことで、漢字だと瑪瑙と書きます。細かい石英の結晶が集まってできた縞模様のあるものだそうです。
カルセドニー:メノウの縞模様の無いものをこう呼ぶらしいです。その中でも赤いものをカーネリアンと言うようです。
ジャスパー:カルセドニーの不透明なものをジャスパーと呼ぶらしいです。基本は石英なんですね。
オブシディアン:黒曜石のこと。色や模様で「〇〇オブシディアン」と名前が付きます。
長石:英語でfeldspar(フェルスパー)。アルミにアルカリ金属などが混じったもののようです。
ムーンストーン、サンストーン、ラブラドライト、アマゾナイトなどが長石グループですね。
思った以上に楽しんでいたようです。大人も本気で楽しめます。ここはまた来る価値があるところです。いろいろ知識も増えましたから、次に行ったときはきっともっと採れるでしょう。
特に不透明系の石はスルーされがちなので、各種のジャスパーや模様入りのレオパードスキンなど、きっと見落としにくくなっているハズですから。
一般社団法人ピンタニーニャ・プログラミング学習協会
最後まで読んでいただきありがとうございます