秋芳洞探検 で のぼる階段
2021年8月、初の天草表彰式旅行の帰りに寄ったのが、日本が誇る美しい鍾乳洞、秋芳洞です。中がどのようになっているのか?見どころもたくさんあるこの洞窟、解説プログラムを作ってみましたので紹介します。
日本最大級の鍾乳洞、秋芳洞に行ってきたよ! 山口県美祢市
秋芳洞の内部には自然が織りなす珍しくも美しい光景がいくつも見られます。コースマップは、私が秋芳洞に行った時にもらった秋芳洞のパンフレット((一社)美祢市観光協会)を抜粋して利用させていただいております。見どころを撮影した写真をコース内の位置と共に紹介します。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ■ ■ 動画を見るなら↑クリック ■ ■ ■ ■ ■
秋芳洞とは? カンタンに説明
秋芳洞は、山口県美祢市にある日本屈指の大鍾乳洞で、特別天然記念物です。長さは1kmのコースと、公式には総延長10.7km、サイエンスZEROで見た記憶では更にとんでもない空間が奥に広がっているとか。観光はもちろん、学術的にも非常に重要な自然遺産です。
コース全体のマップ

一般的には正面入り口から入ります。駐車場も正面入り口側にあり、商店街を通る形です。
駐車場~商店街~入口 入るまで
車場は近隣に公営2か所と、民間駐車場が複数
秋芳洞商店街を通り、正面入り口へ
入洞料:高校生以上1300円、小学生700円(2021年時点)
正面入口の他、中間にエレベーター、反対側に黒谷口があります
秋芳洞第一駐車場に車を停め、徒歩で入口に向かいました。GoogleMapを見ると商店街の北側から回り込む道がありそうですが、商店街には繋がっていないので素直に商店街から入りましょう。正面入り口手前、左の方に顔嵌めパネルがあります。これも外せませんね。
商店街の横には洞窟から続く小川が流れており、もんちゃんは黒い羽根のチョウトンボを見つけて喜んでいました。ハグロトンボでしょうか。このような普段見れない生き物を見られるのもうれしいですね。また、秋芳洞の洞窟内には小さな独特の生き物がいるらしいです。パンフレットによると、アキヨシシロアヤトビムシやアキヨシホラズミカニムシ等の洞窟性動物がたくさん生息しているのだとか。
さぁ、洞窟に入ろう! 入口 ~ 百枚皿
入口の直前では洞窟から続く川が小さな落差の滝を成し、滝つぼのようになってます。そこに蓄えられた水は、まるで初めて浴びる日光で自身の色を確かめるが如く、済んだ深い水色なのか碧色か、その判断を我々に問うように微妙な色彩の揺らぎを見せてくれます。ホント美しい。
入口 ~ 百枚皿 洞窟の導入部
正面入り口から入り、洞窟入口までしばらく歩きます
入口直前の滝壺、水色の美しさに感動!
奥まで続く橋で洞窟に入ります
しばらく進むと百枚皿の幻想的な光景
洞窟の手前で川を渡ると、この先はしばらく川の上を川沿いに掛かる橋を進む形になります。洞窟の入り口で一旦狭まりますが中に入ると想像以上に広い空間が広がります。地面はなく、下は一面水が張っています。奥に向かって左側の壁に沿って設置された歩道の橋をしばらく進みます。
洞窟内はもちろん暗いですが、ところどころにある照明のおかげで一定の明るさは確保されています。奥に進むとだんだん暗くなってきますが、しばらくすると明るく照らされた美しい光景を目にすることができます。百枚皿ですね。石灰華段丘といわれる、石灰質が堆積して棚田のような景観を作りなしている地形です。
洞窟はまだまだ続く 千町田 ~ 千畳敷
洞窟も奥に進むと、自然が織りなす美しい光景をいくつも目の当たりにすることになります。洞窟の認識を改めさせる空間の広さと暗さに慣れ始めると、万年の軌跡が奇跡の造形となり目の前に現れます。
千町田 ~ 千畳敷 大松茸などの面白い造形も
百枚皿から進み、千町田へ
こちらは高低差の少ない石灰華段丘が水田のように広がります
反対側には大松茸というキノコ型の造形が面白い
百枚皿からしばらく進むと、千町田に辿り着きます。こちらは百枚皿とは違い、高低差の少ない石灰華段丘が水田のように広がります。暗くてあまりよく見えませんが、落ち着いて見ると田んぼのような光景が広がります。
洞窟内に田んぼがある?天然の洞窟であることを、おそらくすっかり忘れていると思います。ディズニーランドのアトラクションを楽しんでいるような感覚に陥りました。ここがこの広大な空間も含めて天然の造形であることを改めて思うと、時の偉大さをしみじみと感じました。
また、反対側には大松茸というキノコ型の造形があります。マッシュルームのような形もそうですが、なんか柔らかそうに見えるのが面白いです。童話に出てくる家のようにも見えますね。
コース最深部と黒谷支洞 コースはここまででも秋芳洞本洞はまだまだ奥に続きます
コースの最深部には圧巻の光景が現れます。秋芳洞に来たのはこれを見るためと言っても過言ではないでしょう。コースはこの先、黒谷支洞に移ります。
黄金柱 そそり立つ石柱
秋芳洞本洞のコースはここまで、ここから黒谷支洞につながります
エレベータもあり、秋吉台の公園や展望台にアクセスできます
コース最深部には黄金柱がそそり立っています、圧巻の光景!
千町田からさらに奥に進むと、千畳敷と呼ばれる広大な空間が広がります。ここに、秋吉台のカルスト展望台方面にアクセスできるエレベータがあります。そして、その先に遥か上空までそびえたつ黄金柱が目の前に現れます。
黄金柱は、高さ15m、直径4mの日本最大級の石柱。表面には細かいレースのような模様が見られ、長い年月をかけて形成されたフローストーンが特徴です。一本の太い柱ではなく、メインの柱の周りをたくさんの細い柱で装飾しているような姿が美しいです。
上の写真、右側は黄金柱と言うにふさわしい黄金色に撮れています。人物もシッカリ写っているのは、フラッシュを使いつつスローシャッターで撮りました。左側の写真はフラッシュ無しのスローシャッターで撮りました。両方とも絞りはf/1.4です。左の写真、光がよく当たっている部分は色が違います。光を黄金色に反射する柱、なんでしょうね。
黒谷口まで 見どころはまだまだある、でも長い!
黄金柱を過ぎると巌窟王、くらげの滝のぼり、五月雨御殿、マリア観音、三億年のタイムトンネルと続くようです。
石灰分を含んだ地下水が結晶化した巨大な石筍(せきじゅん)の巌窟王、その名の通りの威厳ある姿。岩壁からしみ出してきた地下水が作り出した滝状石灰華(たきじょうせっかいか)の『クラゲの滝のぼり』、多くの地下水が垂れてくる大きな竪穴が特徴的な『五月雨御殿』、子供のキリストを抱いたマリア像のように見える石筍の『マリア観音』。
三億年のタイムトンネルは、地球の誕生から現在までの秋吉台・秋芳洞の歴史が描かれている全長187メートルの人工トンネルようです。これらの解説は事前に勉強したものを使っていまして、残念ながら自分の目で見た感想を入れられていないのは悔しいです。
ポコちゃん3歳、もんちゃん5歳、病気持ちのママと組んだ4人パーティーでのダンジョン攻略、そろそろMP(メンタルポイント)が心配です。コースの全長はおよそ1km、黄金柱までは700mくらいですから、起伏もあるこのコースを無事に戻ることを優先するとこの先に進むことを断念しました。ここまで入口から30分くらい経っています。
来た道を戻りますが、見る角度が違うので帰りも十分楽しめます。8月初頭の暑い日に訪れたここ秋芳洞、この涼しさもホント嬉しい。1時間程度歩きましたが、ひんやりした空気のおかげで真夏の一時間の歩行も快適で楽しい時間でした!

一般社団法人ピンタニーニャ・プログラミング学習協会
最後まで読んでいただきありがとうございます